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完全に見えない迷路と化した会場を抜けて中央広場の中心へ。バサッと大きな翼を広げると本部へ向かって上昇する。
「先輩！！」
「Aちゃん！良かった、無事だったのね！」
エド先輩はフェネクスを見るなり強く抱きしめた。既に先輩たちは２人とも揃っていたようだ。あと来ていないのはワルブだけだが、たった今それらしいツノを見つけたので心配ないだろう。
それはともかく、だ。高台に来てみてわかったが、会場は荒れ放題で生徒もみんな意気消沈している。そして何故かこの中央広場にだけは透明な壁が１枚もなく、全校生徒が全員集まってもギリギリどうにかなりそうなのだ。
(どう考えても不自然ではあるけれど……)
「遅くなりました すみません！」
羽をたたみながらワルブが到着した。これで放送師団は全員集合したわけだが、この事態にどういった呼びかけをすべきか、
「バディン先輩、ダリ先生が放送席を貸してほしいそうですけど」
「やぁ、突然ごめんね」
すると彼の横からダリ先生がひょこっと顔を出した。さっきまでえだ魔めサイズだったのに
先生は半ば強引に放送席に立つと、パチッとマイクの電源を入れた。
『はいはーい皆さんきこえる〜？
びっくりしたかな？しかし安心めされい！これは魔術開発師団と
その放送に生徒たちがザワつく。もちろんフェネクスたちも、予定にない企画にえっ、と思わず動揺する。
『透明な壁をよけて進みゴールを目指せ！学園全体が迷路だ！上位ゴール者には賞品もあるよ！お楽しみに！中庭にある中央広場がゴールだ！！さぁ急げー！！__っと……』
しかし賞品付きのサプライズイベントと聞けば皆ウズウズし始めた。会場に明るい話し声が増え始めたのを静かに耳に入れると、先生はマイクの電源を落として。
「建前は以上！ありがとね放送師団の諸君！」
と、いつも通りの笑みを浮かべた。
「はぁ……だっ大丈夫ですか先生、こんな企画プログラムには……」
「
そう魔通信で
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ng(プロフ) - とても面白いです！次の更新が待ち遠しいです！ (11月22日 16時) (
レス) @page37 id: 48a8bb30b0 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 夢主ちゃんの読み聞かせめっちゃ聞きたい…！絶対いい声じゃん。更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (10月30日 22時) (レス) @page39 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
ルウ(プロフ) - この作品大好きです！ いつも楽しみにしています！ (10月4日 20時) (レス) @page36 id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
おしちゃん(プロフ) - 続編おめでとうございます！！！！！この作品めっちゃ好きなので嬉しいです！！！体調に気をつけて頑張って下さい！！！次の更新が待ちどうしいです！！！ (8月28日 20時) (レス) id: 44c7a03b53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名希望:我妻さん | 作成日時：2023年8月28日 0時
