�� ページ32
「あーっAちゃん！Aちゃんとイフリート先生だーっこんにちわ！！」
突然大きなテノールボイスがフェネクスの名を呼んだ。思わず振り返ると、魔リンゴ飴やらジュースやらを持ってエンジョイしている様子のロビン先生の姿。そして＿＿
酷く不機嫌そうなカルエゴ先生と一周まわって虚無顔のマルバス先生。なんとなく全てを察した。
「……胃薬買ってきましょうか？」
「要らん。それよりコイツを預かってくれた方が助かる」
「なんでですか理事エゴ先生！僕はしっかりきっちりと理事エゴ先生の補佐しますよ！」
「ならその呼び方を止めろォ！！」
「まぁまぁ落ち着いて……」
どうしてこの３人組にしてしまったのか。正直見ていて居た堪れないのだが、多分ダリ先生の指示(という名の悪ふざけ)か何を言ってもロビン先生がへばり付いたか……。そのどちらかだろう、ご愁傷さまです。
「ええと、ロビン先生？どうしてカルエゴ先生をそんな風に呼んでいるんですか？」
場を沈めるためにも純粋な疑問をぶつけてみた。
「それはねぇ〜？カルエゴ先生が」
「"降手"」
刹那ロビン先生をケルベロスの前足が踏みつける。どうやらあまり良い理由ではなかったようだ。フェネクスは何も聞かなかったことにしてアルカイックスマイルを浮かべた。
「マルバス先生も大変ですね」
「あははは……そんなことナイヨ……」
笑い声が乾くのをそんなことないとは言わない。
カルエゴ先生は厳しいし怖くて苦手だと言っていたし、ロビン先生の自由さもあまり得意な部類ではないだろう。この人選はさすがに悪意しか感じない。気休めになるかわからないが、カムカムさんの店で買ってきたキャンディをそっと差し入れしておいた。
「イフリート」
「あっ、はいなんですか？」
「こちらは異常無しだ。本来貴様の仕事だが場合が場合だからな、他の教師陣も警備にあたらせる。一切の異物も見逃すなよ」
「……はい、しかと心得ております」
カルエゴ先生から放たれる重厚な空気。それにエイト先生は真剣な眼差しで応える。……何やら"大人の事情"が裏にあるようだ。
「それと今すぐ
「残念ながらチューイングガムは僕の専門外なので」
そして急な温度差にフェネクスが吹き出しかけたのは言うまでもない。
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ng(プロフ) - とても面白いです！次の更新が待ち遠しいです！ (11月22日 16時) (
レス) @page37 id: 48a8bb30b0 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 夢主ちゃんの読み聞かせめっちゃ聞きたい…！絶対いい声じゃん。更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (10月30日 22時) (レス) @page39 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
ルウ(プロフ) - この作品大好きです！ いつも楽しみにしています！ (10月4日 20時) (レス) @page36 id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
おしちゃん(プロフ) - 続編おめでとうございます！！！！！この作品めっちゃ好きなので嬉しいです！！！体調に気をつけて頑張って下さい！！！次の更新が待ちどうしいです！！！ (8月28日 20時) (レス) id: 44c7a03b53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名希望:我妻さん | 作成日時：2023年8月28日 0時
