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ということで放課後。一旦家に戻って着替え等々の準備やシャワーを済ませ、皆が放送室に集まった。オレンジの空に紺色が混じりだした時間帯。会議用の机と資料を囲んで席につく。
「それでは今から、
司会進行のバラキ先輩がクスッと笑って言った。その言葉にエド先輩もうんうんと頷く。
「放送は基本的に団長に任せて、私たちは主に機材を担当するよ。だけど当日何が起こるかわからないし、臨機応変に対応できるよう覚えることは山積みだから覚悟してね？」
「はい先輩」
「はいAちゃん」
「今回は中継魔？は飛ばさないんですか？」
「今回は無しだね。やっぱりいろんな師団の披露を自分たちの目で見てほしいからだと思うよ」
ということは近況を把握し適した放送をするためには己の目と耳を頼りにしなくてはならない。今日も昨日のヴィータ先生のように、教師陣の纏う空気が張り詰めているのをなんとなく感じた。理事長のサリバン様は外部への出張で不在が続いていると聞くし、それが関係しているのだろうか。
なんにせよ、師団披露は楽しく終わらせたいものだ。
エド先輩に非常時の機材の取り扱いを叩き込まれ、放送の簡素なテンプレートを覚えていたらあっという間に夜になった。
「さすがに眠い……糖分糖分、」
「購買の魔カロンならあるよ、食べる？」
「本当ですか？さすがエド先輩 用意周到」
「僕もチョコレートくらいなら持ってるけど要る？」
「私も家から魔ドレーヌ持ってきたよ」
「えーっ……じゃあ俺も飴くらいなら持ってますよ……？」
みんな頭の疲労を見越して甘いものを持ってきているらしい。しかも全員人数分とやけに気が合うみたいだ。
「みんなで食べましょうか！」
フェネクスは笑いながら魔ドレーヌの入った袋を置いた。それを見た先輩たちも各々チョコレートの箱と魔カロンの小包を机に置き、ワルブもポケットから飴玉を５つほど出して置いた。
「夜のお菓子パーティなんて背徳感があるねぇ」
「明日動けば大丈夫、ですよ多分……！」
年頃の女悪魔としては避けるべき行為だが、目の前のお菓子たちを無下にする方が悪い。なんて適当な言いわけを作ってそれぞれお菓子を分配していった。
「あ、ちょっと余っちゃう」
「残しときなよそれ。また後で食べればいいじゃん」
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ng(プロフ) - とても面白いです！次の更新が待ち遠しいです！ (11月22日 16時) (
レス) @page37 id: 48a8bb30b0 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 夢主ちゃんの読み聞かせめっちゃ聞きたい…！絶対いい声じゃん。更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (10月30日 22時) (レス) @page39 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
ルウ(プロフ) - この作品大好きです！ いつも楽しみにしています！ (10月4日 20時) (レス) @page36 id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
おしちゃん(プロフ) - 続編おめでとうございます！！！！！この作品めっちゃ好きなので嬉しいです！！！体調に気をつけて頑張って下さい！！！次の更新が待ちどうしいです！！！ (8月28日 20時) (レス) id: 44c7a03b53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名希望:我妻さん | 作成日時：2023年8月28日 0時
