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「おはようございます、エド先輩」
「おはようございます！」
「おはよう２人とも。団長は中央広場の本部に行ってるみたいだから、私たちもすぐに行こっか」
他の師団の宣伝の声や会話を聴きながら中庭を通り抜ける。中庭の入口ゲート付近に放送席が設置されるのだが、どうやら本祭までのカウントダウン用に中央広場にも建てられるそうだ。バラキ先輩は今そちらに呼ばれていると。
それにしても、どこの師団も個性的な設置をしている。出し物もだが、売り物も興味を惹かれるものばかりだ。
「あはは、前見て歩かないと危ないよ」
「すみません、気になるものがいっぱいで……」
「初めての師団披露だもんね。当日はもっとすごいよ〜？なんてったって良い披露をした師団には賞が与えられるの！魔術開発師団なんかは毎年安定して賞をとってるよ」
「それは俺たちも負けてらんないですね」
「うんうん、負けられないよね」
どんな賞があるのか、賞品が何かは知らないが、目指すは一等賞だ。こんなにステキな先輩たちが頑張っている師団なのだ、全校にその凄さを見せつけてやりたい。
出店の郡を抜けて、だだっ広い中央広場へ。中庭に比べほとんどヒトがいないそこのド真ん中に材木を持った教師陣が集まっている。その中に一人青い学ラン姿の生徒が混ざっているのを見つけ、エド先輩が声をかけた。
「バラキ団長！」
「ん？あっ、３人とも！ごめんね、中庭って言ったんだけど急に先生たちに呼ばれちゃってさ」
「そりゃあバラキくんは放送の
ひょこっとダリ先生が顔を覗かせた。A、と聞いて他の教師陣もこちらを見やる。
「わ、本当にAちゃんだ」
「へぇ、すっかり放送師団の一員になったんだね」
「エイト先生、マルバス先生！」
「お前マジで別の師団に所属しやがったのかよ。しかも放送って、俺の身内にも一匹いたわそんな魔イカ」
「うわぁ、ラッダァ先生までいるんですか」
「いちゃ悪いか」
本部の設営なだけあって男手が多いようだ。まだ仮組み状態だが、そこそこの高さで建てられるらしい。確かにそんなところから見る夜の会場は素敵だろうな、とフェネクスは期待に胸をふくらませた。
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ng(プロフ) - とても面白いです！次の更新が待ち遠しいです！ (11月22日 16時) (
レス) @page37 id: 48a8bb30b0 (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - 夢主ちゃんの読み聞かせめっちゃ聞きたい…！絶対いい声じゃん。更新頑張って下さい。楽しみにしてます！ (10月30日 22時) (レス) @page39 id: fd6863f2a6 (このIDを非表示/違反報告)
ルウ(プロフ) - この作品大好きです！ いつも楽しみにしています！ (10月4日 20時) (レス) @page36 id: e1051b8db4 (このIDを非表示/違反報告)
おしちゃん(プロフ) - 続編おめでとうございます！！！！！この作品めっちゃ好きなので嬉しいです！！！体調に気をつけて頑張って下さい！！！次の更新が待ちどうしいです！！！ (8月28日 20時) (レス) id: 44c7a03b53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名希望:我妻さん | 作成日時：2023年8月28日 0時
