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「うんうん、とりあえず経緯はわかった。じゃあ今度はこっちの話だね」
ダリ先生がエイト先生にアイコンタクトを送る。エイト先生はふっと目を伏せると真剣な顔でフェネクスに向き直った。
「Aちゃんの救出に向かっていたときの話なんだけどね。……多数の生徒達が精神に異常をきたして倒れていた。聞けば全員、同じ叫び声を聞いているらしくてね。何か心当たりはある？」
その話を聞くとフェネクスは気まずそうに目を逸らした。確証はないけれど、心当たりがあるような、何か言いたげな様子だ。酷く申し訳なさそうな"色"を教師の目が捉えていることが何よりの証拠である。
べつに彼女を取って食う気はないが、疑ってはいる。とはいえ情状酌量の余地があると……そんなところか。変に感受性豊かだとそんなことまで察せてしまって厄介だなぁと少し思う。
「……あります。我がフェネクス家の家系能力……『
ぎこちなく言葉を紡いでいく。この際、正直に話しておいた方が今後のためだ。そんな一種の諦めも込めて。
「聞いてのとおり、発動条件がとても緩いんです。実質常時発動しているようなものですし……どうしても感情が酷く乱れるとコントロールが難しくて。今回は突然のことでパニックになったのもあり、知らずに発動してしまったんだと思います」
「なるほど。オリアス先生みたいなほぼ常時発動型の能力か……苦労するねぇ」
「あーっ！！じゃあやっぱり、入学式のってまさか！」
ツムル先生が突然声を上げる。はて、入学式。何かやらかしてしまったかなと己の言動を振り返ってみる。が、特に思い当たることはない。
「何かあったんですか？」
「覚えてない？校歌斉唱のあと！あのあと君の周りの生徒たちが全員
…………言われてみれば、あのとき久々に声高らかに歌えるのが嬉しくてはりきってしまった気がする。しっかりタガが外れていた。つまり……、
＿＿『先生に聞いたんだけど、入学式の後、一部の新入生たちがピクリとも動けなくなってたって……』
(あれ私のせいだったんかいッ！！)
なんだかとてもいたたまれなくなって両手で顔を覆った。穴があるなら入りたい。
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おもちやよ〜 - ごめん。控えめにいって神です (8月24日 1時) (
レス) @page42 id: 366c5c0809 (このIDを非表示/違反報告)
fill kuura(プロフ) - ラダセン出てくるの最高でした！大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (8月20日 18時) (レス) @page36 id: d205f07b19 (このIDを非表示/違反報告)
らぴ(プロフ) - も、もしかしててて…！つむせんヤンのデレですか…！？ありがとうございますｺﾞﾌｯ (8月16日 21時) (レス) @page31 id: dcebd836c6 (このIDを非表示/違反報告)
ひのや(プロフ) - 更新ありがたいです！夢主ちゃんに絆されてるイチョウ先生も良きですねぇ！いつも楽しませてもらってます！ (8月16日 3時) (レス) @page31 id: cd87d954a1 (このIDを非表示/違反報告)
麗 - エイト先生とイチョウ先生の手合わせ、。やばい。次が楽しみです！！更新待ってます！！ (8月7日 23時) (レス) @page20 id: 1a0bf65f30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名希望:我妻さん | 作成日時：2023年8月2日 19時
