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しばらく先生たちと世間話をしていると、扉をノックしてダリ先生とマルバス先生が入ってきた。
「やぁ、来たよ！病人は元気してる？」
「まだ不安なところはありますけど、今のところ落ち着いています。"色"も健康的ですよ」
「それはよかった。本来ならこのまま家に帰してあげるところなんだけど、それはちょっと難しいんだ。だから僕直々に出向いたって感じなんだけど……Aちゃん、何があったか話せるかな？」
ダリ先生は少しかがんでフェネクスと目線を合わせる。なんだか事情聴取というより"話を聞いてくれる"という雰囲気だ。そういう何気ないニュアンスの違いに先生の優しさを感じる。
「話せます。ですが、その……私も何があったのかあんまりわかっていない部分があるので、先生からも状況を教えていただけませんか？」
「もちろん。まぁその前に……お腹すいてるでしょ。話の潤滑油代わりにあったかいココアとビスケットなんてどう？」
スっと先生が指を振ると、ベッドテーブルの上にマグカップとビスケットの乗った小皿が現れた。まだ湯気がほわほわと立っていて、見ているだけでも美味しそうだ。
「わぁ……！」
「あっ、いいなズルい！ダリ先生僕にも！」
「だーめ、これは生徒限定の甘やかし。食べたいなら自分で買ってきてくださいね。＿＿じゃあ早速だけど本題に入ろうか。どうしてあんなところにいたのか覚えてる？」
「はい。放課後、廊下を歩いていたら先輩方にぶつかってしまって……」
彼女たちの鋭い目を思い出す。敵意と怒りを含んだ余裕のない目。今思えば、あれはぶつかった彼女の悪周期が近かったからかもしれない、なんて。
それと同時に自分が八つ当たりに使われたことへの苛立ちも感じた。
「謝ったんですけど、聞く耳持たずで怒鳴りつけてくるのでつい逃げちゃったんです。そしたら横から別の先輩が出てきて、たぶん殴られて……。目が覚めたらあそこにいました」
「そっか。それは災難だったね」
「見つけたときは肝が冷えたよ。あのアイアン・デーモン、安全を考慮した簡易版ではあったけど密室性は高かったからね……また組み立て直さなきゃ……」
「……すみません……」
「いいんだ、君が気にすることじゃないよ。事務にはもう掛け合ってきたし、元はと言えば君を閉じ込めた上級生達に問題があるんだから」
「ちゃっかり経費貰ってる」
「経費でなんちゅーもん作ってんだこのヒト」
「あくまで授業用ですから！」
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おもちやよ〜 - ごめん。控えめにいって神です (8月24日 1時) (
レス) @page42 id: 366c5c0809 (このIDを非表示/違反報告)
fill kuura(プロフ) - ラダセン出てくるの最高でした！大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (8月20日 18時) (レス) @page36 id: d205f07b19 (このIDを非表示/違反報告)
らぴ(プロフ) - も、もしかしててて…！つむせんヤンのデレですか…！？ありがとうございますｺﾞﾌｯ (8月16日 21時) (レス) @page31 id: dcebd836c6 (このIDを非表示/違反報告)
ひのや(プロフ) - 更新ありがたいです！夢主ちゃんに絆されてるイチョウ先生も良きですねぇ！いつも楽しませてもらってます！ (8月16日 3時) (レス) @page31 id: cd87d954a1 (このIDを非表示/違反報告)
麗 - エイト先生とイチョウ先生の手合わせ、。やばい。次が楽しみです！！更新待ってます！！ (8月7日 23時) (レス) @page20 id: 1a0bf65f30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名希望:我妻さん | 作成日時：2023年8月2日 19時
