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なるべく音をたてないよう静かに着地する。フェネクスとガー子以外は羽管に翼をしまって、全員で塔内に突入。勧誘で賑わう(オブラートな表現)廊下を早々と駆け抜ける。もちろん考えなしに突っ込んだわけではなく、れっきとした目的地があって。
「っ、見えた！」
「早く早く、気付かれる前に！」
駆け込んだのは談話室。控えめに扉を開けて、全員入れたら閉める。そしてヒトが数人入れるほど大きなタンスの中に急いで身を隠した。
「はーっヒヤヒヤしたぁ……！」
「ほら、ワルブくんも入って入って。気を使ってくれてるのはわかるけど、入りたい師団決まってるんでしょ？」
「スペースならあるから。翼なんてたためばいいんだし」
「あー……じゃあお言葉に甘えて、お邪魔シマス……」
四人で肩を並べて座る。横並びになるとそこそこ窮屈だが、入れないことはない程度の広さだ。
「それにしてもよくこんなところ知ってたね」
「他の子たちがラッダァ先生に追われてる時、ここに逃げ込んでるのを見たの。まさか早速お世話になるとは思わなかったけどね」
「でもそのおかげで助かったよ。ワタシもエイコもどこに隠れるかずっと悩んでたから」
「え、うそぉ。最初からAに着いていくつもりだったのって俺だけなの？今日は特にヒト通り多いし、バラバラに行動してたら明日の朝まで合流できなかったと思うんだけど」
「失礼な、ちゃんと見つけられるもん」
「そう言って見事にはぐれたの、もう忘れたか」
「うぐぐ……！」
何も言い返せない。実はラッダァ先生に追われていた時、フェネクスは三人とはぐれた迷子の迷子の小鳥ちゃんだったのだ。
最後の(青)鬼ごっこが終わったあと、我に返ったフェネクスはエイコたちを半泣きで探し回る羽目にあった。なんとか合流できたのは良かったものの、ずいぶん寂しかったらしい。しばらくエイコにくっついて離れなかったのはつい一昨日の話だ。
探す側も探される側も不得手なフェネクスを一人にしないという判断は正しい。とはいえ本人としてはとても複雑な気持ちである。
「まぁまぁ二人とも。せっかくなんだし楽しい話しよう？イルマさんの話とか！」
場を和ませようとエイコが割り込んだ。
「それはダメでしょ。エイコ、興奮して声おっきくなるんだから」
「ダメかぁ……じゃあ女子会！」
「いいね！」
「えー、一人男混じってるけどいいの？」
「いいじゃんいいじゃん、今更誰も気にしないって」
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おもちやよ〜 - ごめん。控えめにいって神です (8月24日 1時) (
レス) @page42 id: 366c5c0809 (このIDを非表示/違反報告)
fill kuura(プロフ) - ラダセン出てくるの最高でした！大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (8月20日 18時) (レス) @page36 id: d205f07b19 (このIDを非表示/違反報告)
らぴ(プロフ) - も、もしかしててて…！つむせんヤンのデレですか…！？ありがとうございますｺﾞﾌｯ (8月16日 21時) (レス) @page31 id: dcebd836c6 (このIDを非表示/違反報告)
ひのや(プロフ) - 更新ありがたいです！夢主ちゃんに絆されてるイチョウ先生も良きですねぇ！いつも楽しませてもらってます！ (8月16日 3時) (レス) @page31 id: cd87d954a1 (このIDを非表示/違反報告)
麗 - エイト先生とイチョウ先生の手合わせ、。やばい。次が楽しみです！！更新待ってます！！ (8月7日 23時) (レス) @page20 id: 1a0bf65f30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名希望:我妻さん | 作成日時：2023年8月2日 19時
