１年生争奪戦 ページ41
バビルスの一角、植物塔に咲くピンクのふわふわ。入間が咲かせた花……というか木の上にフェネクスたちはいた。ここは高さと立地が絶妙に良く、一年塔を一望することができるスポットだ。
なぜわざわざそんな情報を表示したか。それは本日のメインイベントが深く関係している。
「……聞こえる？」
「聞こえる。ダリ先生良いメガホン使ってるよコレ」
「待って、ワタシも聞きたい」
「シッ、静かに」
四人で静かに耳をすませる。一年塔の入口では大量の上級生が目をギラギラと輝かせてその時を待っていた。
「＿＿くれぐれも他の
ゴクリ。固唾を呑んで次の言葉を待つ。
扉が開くと、上級生たちは破竹の勢いで一斉に一年塔へなだれ込んで行った。その気迫は見ているだけでもドン引きするレベルだ。
あくまでも秩序は保つようにといわれているが、そんなもの所詮は建前だ。実際はなんでもありの
「全員行ったかな……？」
「たぶん……」
「おっかないんだけどアレ……！やっぱり勢いが落ち着くまでここにいようよぉ」
「それは愚策だって言っただろ。ここって
ワルブの言う通りだ。始まった直後ならここでも上級生から身を隠すことができるのだが、ここは生徒たちの憩いの場。誰かしらいるだろうと踏んで上級生が来る可能性は非常に高い。
ならば一か八か勝負に出るしかなく。
「みんな、認識阻害グラスの準備はいい？」
「ま、まままま待って！本気なの！？」
「本気だけど……嫌ならエイコちゃんだけ残っててもいいんだよ？」
「よぉーっしエイコ準備おっけーでーす☆」
(((それは嫌なんだ)))
「じゃあ気を取り直して……行こうか！」
全員で認識阻害グラスをかけ、翼を広げる。そして一斉にピンクのふわふわから飛び立つと、一年塔の入口めがけて降下していった。
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おもちやよ〜 - ごめん。控えめにいって神です (8月24日 1時) (
レス) @page42 id: 366c5c0809 (このIDを非表示/違反報告)
fill kuura(プロフ) - ラダセン出てくるの最高でした！大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (8月20日 18時) (レス) @page36 id: d205f07b19 (このIDを非表示/違反報告)
らぴ(プロフ) - も、もしかしててて…！つむせんヤンのデレですか…！？ありがとうございますｺﾞﾌｯ (8月16日 21時) (レス) @page31 id: dcebd836c6 (このIDを非表示/違反報告)
ひのや(プロフ) - 更新ありがたいです！夢主ちゃんに絆されてるイチョウ先生も良きですねぇ！いつも楽しませてもらってます！ (8月16日 3時) (レス) @page31 id: cd87d954a1 (このIDを非表示/違反報告)
麗 - エイト先生とイチョウ先生の手合わせ、。やばい。次が楽しみです！！更新待ってます！！ (8月7日 23時) (レス) @page20 id: 1a0bf65f30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名希望:我妻さん | 作成日時：2023年8月2日 19時
