選択科目 ページ30
ある日の朝。配布されたプリントと
「なにで悩んでるの？」
「サキュバス先生の誘惑授業っ……！」
「あぁ〜……」
悩みの種は本日の選択科目だ。プリントには必修科目の使い魔交流と占星術、それに加えて拷問学、薬学、座学、実技などの選択科目が提示されている。
ちなみに使い魔交流の担当である新任教師はまだ一度も出勤していないらしい。なので、実質必修は占星術だけだったりする。一つくらいは選択科目を履修しておかないと今日はかなり暇になってしまうだろう。
「やっぱり女子"限定"って言われると気になっちゃう」
「Aちゃんは受けるの？誘惑授業」
「受けてみたかったんだけどね……さっきツムル先生に会ってさ、」
ドゴォンッ
＿＿『ね、今日の選択は勿論座学にするんだよね！』
「って壁に詰められたから……」
「そ、そっか……」
フェネクスは座学の欄を○で囲んだ。あんなダイナミックご指名されたのだ、大人しく受けに行く以外の選択肢がない。
「でもやっぱり誘惑授業気になるし、もし受けるならあとで感想聞かせてね」
「うんっ！よーし決めた、誘惑授業受けるぞーっ」
「ガー子ちゃんが行くなら私も！」
ガー子とエイコは誘惑授業を○でしっかりと囲んだ。本当は悩むまでもなく受けるつもりだったのだろう。とてもスッキリした顔だ。
講師のライム先生は正しく女の中の女、大人の色気に満ち満ちたサキュバス。そんなライム先生のご指導を受ければ魅力に溢れたイイ女になること間違い無し。女悪魔なら一度は受けたい授業と言っても過言ではなく。
(本当に……本当に受けてみたかったんだけどね！)
しっかり心の中で涙を流すフェネクスであった。
そして授業の時間はやってきた。第７講義室へと向かうエイコとガー子と別れ、とぼとぼ第２講義室へと向かう。
「なんで朝から壁ドゴンされたのホント……」
未だに理解できていない今朝の出来事を振り返りながら歩く。と、後ろからちらほら黄色い悲鳴が上がり始めた。
「道をあけぃ！入間様のお通りであるぞ！！」
「アズくん、そういうのいいからっ！」
「……わぉ」
フェネクスの来た道を歩く青い髪。そしてその隣で炎のランウェイを敷く真っ白な制服。……なんとまぁ、すてきな偶然もあったものだ。廊下を混み合わせているのはここ最近の注目悪魔。
噂の特待生入間と首席アスモデウスの二人であった。
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おもちやよ〜 - ごめん。控えめにいって神です (8月24日 1時) (
レス) @page42 id: 366c5c0809 (このIDを非表示/違反報告)
fill kuura(プロフ) - ラダセン出てくるの最高でした！大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (8月20日 18時) (レス) @page36 id: d205f07b19 (このIDを非表示/違反報告)
らぴ(プロフ) - も、もしかしててて…！つむせんヤンのデレですか…！？ありがとうございますｺﾞﾌｯ (8月16日 21時) (レス) @page31 id: dcebd836c6 (このIDを非表示/違反報告)
ひのや(プロフ) - 更新ありがたいです！夢主ちゃんに絆されてるイチョウ先生も良きですねぇ！いつも楽しませてもらってます！ (8月16日 3時) (レス) @page31 id: cd87d954a1 (このIDを非表示/違反報告)
麗 - エイト先生とイチョウ先生の手合わせ、。やばい。次が楽しみです！！更新待ってます！！ (8月7日 23時) (レス) @page20 id: 1a0bf65f30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名希望:我妻さん | 作成日時：2023年8月2日 19時
