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そして試合は続き＿＿
なんということか、Ｂチームのコートに一人立つのは避け続けたエイコ。対するはいつの間にかＡチーム唯一の生き残りになっていたオロバス。クラスの誰も、そして本人たちも予想していなかったまさかの一騎打ちだ。
今ボールを持っているのはエイコの方。えっ、嘘でしょ？という顔でガタガタと小刻みに震えてバイブレーションエイコと化している。制限時間が刻一刻と迫り、このままでは引き分けになってしまう。
「エイコちゃん……！」
「あわばばばどどどどうしようAちゃんどうすればいいと思う！？」
「とにかく投げるしかないよ！」
「だよねぇ！！」
諦めたように言っているが、なんだかんだエイコの目は爛々と獲物の姿を捉えている。どうやら闘志を失ってはいないらしい。
あともう一押し。あともう一押し、なにかエイコの背中を押せるものがあれば……と、フェネクスはふとうってつけのものを思い出した。
「っエイコちゃん！！入間くんと会長の奇跡の一枚があるんだけど！！」
大きな声で叫ぶとエイコは勢いよくこちらに振り返った。
「なっっっなんだってぇ！？ちょっと待ってAちゃんなんで今教えたの！？気になっちゃうじゃん！！」
「勝ったら！！タダであげます！！」
「おっけー"リ・ベーラ"！！！！」
片手間に勢いよく投げられるボール。何がなんだかよく分からないままボールを受け止めようとしたオロバスだが、異常に回転のかかったボールはその手を弾いて彼方へと飛んでいく。
こうして予期せぬ一騎打ちは意外にも雑に終わった。
入間が賭かればなんでもできてしまうようなエイコだからこその勝利か。恋する乙女は最強無敵、とはよく言ったものだ。
「さっすがエイコちゃん、入間くんガチ勢の鑑」
「いっぱい叫んじゃったから喉が……ケホッ、ところでAちゃん、そのお写真とやらは……」
「これです」
「うわーっ！！うわぁ、運命構図！！羨ましくなくないけどこれは美味しすぎるぅ！！ゲッホゴホッ」
「職員室帰りにたまたま見かけちゃって。ついカメラを向けてしまっただけなんだけど……」
「さすが！！」
エイコは勢いよくフェネクスを抱きしめた。あまりの勢いにぐへっと少女らしからぬ声が出たがそれも仕方ない。
こうして本当に。本当に雑に処刑玉砲は幕を閉じた。ちなみに早々脱落したフェネクスはしばらくワルブに対して冷たかったそうな。
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おもちやよ〜 - ごめん。控えめにいって神です (8月24日 1時) (
レス) @page42 id: 366c5c0809 (このIDを非表示/違反報告)
fill kuura(プロフ) - ラダセン出てくるの最高でした！大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (8月20日 18時) (レス) @page36 id: d205f07b19 (このIDを非表示/違反報告)
らぴ(プロフ) - も、もしかしててて…！つむせんヤンのデレですか…！？ありがとうございますｺﾞﾌｯ (8月16日 21時) (レス) @page31 id: dcebd836c6 (このIDを非表示/違反報告)
ひのや(プロフ) - 更新ありがたいです！夢主ちゃんに絆されてるイチョウ先生も良きですねぇ！いつも楽しませてもらってます！ (8月16日 3時) (レス) @page31 id: cd87d954a1 (このIDを非表示/違反報告)
麗 - エイト先生とイチョウ先生の手合わせ、。やばい。次が楽しみです！！更新待ってます！！ (8月7日 23時) (レス) @page20 id: 1a0bf65f30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名希望:我妻さん | 作成日時：2023年8月2日 19時
