�� ページ19
「えぇっ、それで毎日先生と決闘してるの！？」
あれから数日後の食堂にて。フェネクスはもきゅもきゅとハンバーガーをヤケ食いしていた。その周りを囲むようにしてエイコ達３人が座っている。
「決闘っていうほどでも毎日でもないよ、見かけたときだけ。あっコレ美味しい」
ほくほくのポテトは塩が効いていて最高だ。フェネクスは
いつでも相手してやる、と。イチョウ先生に言われたことをフェネクスはバカ正直に受け止めた。そのため彼を見かける度に奇襲をかけるのが最近の日課となっているのだ(時と場合は弁えているが)。しかし本当にいつでも相手してくれるというのに、まだ一度も成功していない。
「さっき目の前で見たからわかるけど、あのヒトAの攻撃全部
「そうなの！でも、なんとなく感覚は掴めて来た気がするんだよね。ここの隙をつけば体勢を崩せるかも、とか。まぁ体は追いつかないけど」
「私は見たことないけど、やっぱり容赦ないんだね……足とか腫れちゃってるし……」
「これはクローゼットの角にぶつけただけ」
「あれっ？」
エイコのすっとんきょうな声はなんだか和む。全員がほわっと顔を
「やぁ、後ろの小悪魔だ〜れだ？」
「エイト先生っ！？」
「せいかーい」
パッと晴れた視界にエイト先生の整ったお顔が映る。さすがにちょっとまぶしい。
「聞いたよ、イチョウ先生に随分やられてるんだって？」
「そうなんですよ！絶対ものすごく手加減されてるのに！」
「そりゃあAちゃんは女悪魔だもの。アイツも力加減迷ってたみたいだし、そこんとこ紳士だからなぁ」
「そっ、それって要するにナメられてるってことですよね！？ふざけんなください！？」
「あはは、その気持ちがあるならまだ成長できるさ」
エイト先生は少し考えるような素振りをみせ、
「よーし、悩める生徒のために僕が一肌脱いであげようかな。放課後イチョウ先生を連れて校庭においで。なに、教師は向上心ある生徒のお誘いを断れない生き物だから」
「なるほど……？って、あっ！」
そう言ってフェネクスのポテトを一本盗って行った。なんとも鮮やかな犯行。だがまぁ、放課後とやらの先払いと考えれば安いものか。大人しく諦めておいた。
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おもちやよ〜 - ごめん。控えめにいって神です (8月24日 1時) (
レス) @page42 id: 366c5c0809 (このIDを非表示/違反報告)
fill kuura(プロフ) - ラダセン出てくるの最高でした！大好きです！更新頑張ってください！応援してます！ (8月20日 18時) (レス) @page36 id: d205f07b19 (このIDを非表示/違反報告)
らぴ(プロフ) - も、もしかしててて…！つむせんヤンのデレですか…！？ありがとうございますｺﾞﾌｯ (8月16日 21時) (レス) @page31 id: dcebd836c6 (このIDを非表示/違反報告)
ひのや(プロフ) - 更新ありがたいです！夢主ちゃんに絆されてるイチョウ先生も良きですねぇ！いつも楽しませてもらってます！ (8月16日 3時) (レス) @page31 id: cd87d954a1 (このIDを非表示/違反報告)
麗 - エイト先生とイチョウ先生の手合わせ、。やばい。次が楽しみです！！更新待ってます！！ (8月7日 23時) (レス) @page20 id: 1a0bf65f30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：匿名希望:我妻さん | 作成日時：2023年8月2日 19時
