【合宿編】お話6 部屋割りその2 ページ6
「くっそぉぉぉぉぉぉ!!」
「くっ…俺が女だったら…!!」
「……うるさ…」
___男女別々の部屋じゃダメだという事を今更気付いたサッカー部の人たちと大人たち。
私は小さく「……うるさ…」とだけ呟いて、文庫本に目線を移した(やることがなかったから読んでいた)。
「ま、まぁまぁ皆…しょうがないよ!それに、部屋が一緒じゃなくても、一緒に行動することはできるんだし……。ね？」
首を小さくかしげ、微笑みそう言う西谷さん。きっとサッカー部の人たちには天使とかに見えてるんだろうなぁ。
……あぁ、考えるだけで気色悪い。
「はぁ……。あの…とりあえず監督。部屋割り、さっさと決めません？」
思いきって、円堂監督にそう言う。円堂監督は、「それもそうだなぁ」と、いわゆる”円堂スマイル”というもの浮かべて私の発言を承知した。
ちなみに、”円堂スマイル”というのは風丸さんたちから聞いた言葉。って、そんな事どうでもいいか。
「おーいお前らー!部屋割り決めるぞー!」
私が考える事に集中している間、”どんどん”話が進んでいった。
……そう、どんどん…。
*
「っ…はぁぁ!?」
ーーホール内に、私の声が響きわたった。広いから、声がエコーしてもっと煩く聴こえる。
「え？ちょっ…これどういう事!?どうして……」
喋っていたのを途中で切って、山菜さんから渡された紙を握りしめる。グシャァッと音がして、原型を留めていなかった。
「どうして…私と”彼女”が一緒の部屋なわけっ…!?」
ーーそれは、私にとって最悪の展開だった。渡された紙には信じがたい事が書いてあり、その”事実”は決して認めたくなかった。
「Aちゃーん…落ち着いてー…」
「これを見て落ち着ける人がいたら尊敬しますよ私っ…」
照美さんに「落ち着いて」と言われたが、今の私には無理な事だった。
……だって…だってっ…!!
”私”と”西谷さん”が同じ部屋なんですもの!!
「最悪だわぁ……」
声がうまく出せなくて、最後の方は聞き取れないほどになっていたっぽい。少しショックが大きすぎる……。
よりによって、なんで西谷さんと？流石に苦手な人と一緒の部屋はちょっと…!!
嫌だ。いや、もの凄く嫌だ。
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オールド(プロフ) - 更新頑張って下さい！ (2018年10月1日 22時) (
レス) id: 3d85a877e5 (このIDを非表示/違反報告)
ももも - 更新ファイトです！！ (2017年7月6日 20時) (レス) id: 07724fe921 (このIDを非表示/違反報告)
創造主@ヘタリア10周年おめでとう(プロフ) - ゆゆなさん» コメントありがとうございます〜。受験無事に終わって一安心してますw 更新お待たせしてしまって申し訳ないです。頑張りますねぇ(o^∀^o) (2017年6月27日 19時) (レス) id: 34f3a79f84 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆな(プロフ) - お久しぶりです！受験お疲れ様です！更新待ってました！これからも頑張って下さい！ (2017年6月21日 22時) (レス) id: 4e6304c072 (このIDを非表示/違反報告)
創造主@復活 - あ、あとひとつ…。作者はこの度ツイッターなるものを始めました…。どうぞ気になる方は私の作品欄にお立ち寄り(？)を…。明日中には名前とIDをあげておきます(多分) (2017年5月14日 3時) (レス) id: e9f0406932 (このIDを非表示/違反報告)
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