フランス ページ7
石川side
彼女の幸せそうな寝顔を見ていれば、時間が過ぎるのはあっという間だった。
石川「ついたよ、起きて」
『…もう、ちょっと…』
石川「スイーツ探しいに行かなくていいの?」
『おはようございますっ!!』
石川「ははっ、笑…ん、おはよう笑」
可愛い。相変わらずスイーツ大好きだね。
そこから色々手続きだとか面倒くさいことを沢山し、無事にホテルに到着。
今日一日はオフ、明日から練習をして、4日後にネーションズリーグ、
という日程になっている。
わくわくしすぎてるAちゃんを見て、コーチは早めに解散させてくれた。
ずっとるんるんでその場にいた全員が可愛いと思ってたと思う。
俺にとってそれはあんまりいい事じゃないんだけどね?
藍「いくぞ!スイーツ探検隊!」
『おす!隊長』
石川「…ん?なんか出来てる」
西田「ついさっき結成されたみたいっす」
石川「しかも藍が隊長なんだね?」
『隊長の方が海外に詳しいであります!』
藍「そうであります!」
石川「よく分からないけど、楽しいならいいかな笑」
西田「そっすね〜…藍隊長〜、俺も入れてくださーい」
藍「どうぞ〜!……祐希さーん、次は祐希さんの番っすよ〜」
石川「え、あぁ…」
ちょっと戸惑ったけど期待の目を向けて早く行きたげなAちゃんを見ると
断れない。
石川「藍隊長、俺も入れてください笑」
藍「よかろーう!」
『いっくぞ〜!』
藍「副隊長の方が可愛いから指示に従えー!」
石川「どういうルールなの?笑」
西田「楽しんだもん勝ちっすよ!笑」
『わぁぁぁぁ…!!』
藍「かがやいてる〜…!」
石川「なんか、こういう時は年下だな〜って感じる」
西田「それ分かるなぁ、笑…2人の様子いっぱい写真撮っとこ〜」
『藍隊長!どれを食べますか!』
藍「これは、各々好きな物を選びつつ、
ほぼ全てを買い、みんなで分け合うのだ!」
『同じ考えですね!』
石川「ったく〜…Aちゃんの分は俺が払おう」
藍「祐希さん、俺、年下っす〜」
西田「俺も〜」
石川「自分で払いなさい」
「「ちぇっ…!」」
『私、自分で払います!』
石川「払わせて、ね?」
目線を揃えて首を傾げながら言われることにAちゃんが弱いことは知ってる。
自分からすればちょっと恥ずかしいんだけど…
『…オネガイシマス』
石川「はーい笑」
藍「俺らは自腹っすね〜」
西田「いいな〜、Aちゃん〜」
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作者名:すずきもち | 作成日時:2023年10月29日 3時