マサくん。 ページ27
石川side
急遽オフが出来た。
理由はすっごく小さなことなんだけど、
まあ、Aと一緒にいれる時間増えるしいいやと思ってた。
まさA借りるね
オフだと知ったマサさんから
失礼ながらも、こいつホントに先輩か？と思う発言。
祐希まって今日オフじゃん俺2人でいっぱい過ごせると思ってう浮かれてたのに何いっ
焦りすぎて敬語も忘れ、誤字った上に送信押しちゃった。
散々だよ。
まさどうどう。まあ、君は常に会えるだろう。少しくらい幼馴染みに譲りたまえ。
……次会った時絶対襲いかかってやる。
そう心に決めて嫌々。
すっごい嫌々。
んもうとてつもなく嫌々、許可した。
祐希なにするのどこ行くの何人でどんな感じでどんな服装でどんな顔で?
正直、俺も何言ってるか分からない。
特に最後のどんな顔でなんか、この顔で。って感じだよな。
まさスイーツ食べに行く俺のおすすめの店まで2人でいい感じでオシャレな服装でこの顔で。
全部しっかり返してきたことも、
2人っきりでAの大好きなスイーツ食べに行くことも、
いい感じとか訳分からないこと言ってることも、
全部が腹立った。
初めてだよ憧れてたはずの人に腹が立つのは。
祐希写真
5枚は
よこしやがれください
まさちょっと何言ってるか分からないけど頑張るよゆーきくん☺️
これ送る気ないだろ。
しかも完全に煽ってるだろ。
『いってきます！』
｢いってらっしゃい。
絶対マサさんから離れたらダメだよ
いつどこでどんなやつにナンパされるかわからない。
あと適度な距離は保ってね近すぎだらさすがに嫉妬しちゃう。
あぁ、マサさんが少しでもLoveの好意を向けてきたら逃げてね。｣
束縛ダメだって分かってるけど、
こんなにも可愛くていい子な彼女を野放しにできません。
｢ごめん。要望多いとめんどくさいよね…｣
『全然！愛されてるな、って！』
もう結婚しよう？
優しすぎてる。
『じゃあ、もう1回…いってきます！』
｢いってらっしゃい。｣
額にキスを落とせば、
顔を真っ赤にして固まる。
｢早く行かないと待たせちゃうよ？｣
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作者名：すずきもち | 作成日時：2023年10月29日 3時
