【H×H】盗賊の子は盗賊 ２

Ｎｏ．６４ 師匠 ページ17

数日後、
それじゃあ行ってくるね、とお父さんに言い天空闘技場に向かう。



荷物は、ちょっとした着替えや携帯、読書用の本などの必要最低限の物だけ持ってきた。
何か必要なものがあれば向こうで揃えればいいだろう。





＊





ヒ「やぁ、来てくれて嬉しいよ。」


『ヒソカ･･･いや、少しの間は私の師匠になるんだよね。よろしく、ヒソカ師匠。』


ヒ「イイねぇ、キミに“師匠”って呼ばれるのも悪く無い。」

う、うん、なんて事だ。もの凄くゾクゾクしてらっしゃる。
･･･うーん、師匠って呼びたく無くなってきた。


ああ、お父さん。
きっとヒソカはお父さんの出した条件は守ってくれると思うけれど、それ以外で色々とアウトな気がするな。本当に。


ヒ「それじゃあ早速選手登録しに行こうか。」


『う、うん。そうしようか。』


凄く不安だ。その一言に尽きる。


それにしても、あまり強そうな人は見た感じ居なさそうだ。上の方に行けばたくさんいるのかな？


ヒ「そうだねぇ。ここは、暇潰しには持ってこいな場所だけど、Aが苦戦する様な奴は居ないさ。･･･でも、僕の戦い方を見るって意味ではここで十分大丈夫だ。」


あぁ、そうなんだ･･･って、何で私の言いたい事が分かったんだろうか？


まさか、声に出ていたとか？そ、そんな古典的なミスを？


ヒ「クックック、声には出て無いよ。奇術師に不可能は無いの。」


ヒソカの前で何か大事な事考えるの止めよう。もう、本当に冗談抜きで。

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