【ONE PIECE】いや、だるいんでくじ引きで

だるい Ｎｏ．３ ページ4

「何を見ているんですか？ペペロンチーノさん」




『ん、あぁこれ？昔、私が海軍に入隊した頃に付けてた日記。部屋を掃除したら出てきて』






庭の木に寄りかかり日記を読み返していた所、部下に声をかけられた。どうやら見られていたようだ。






「部屋の掃除なんて珍しい。
･･･というか、ペペロンチーノさん日記を付けていたんですね。以外です。そういう事はしなさそうな感じがしていたので」




『基本しないな。
この頃は何か新しい事を初めてみたかったんだよ。･･･まぁ、でも一週間で面倒くさくなってやめちゃってるけどね』




「ペペロンチーノさんらしいです。」







そう言って優しく笑う部下、コビー。

私、君の事結構好きだよ。幼稚園の頃と園長先生にどことなく似てるんだ。

直属にしたいくらい。





『それにしても、今日はいい天気だね。いつの間にか寝てしまいそうだ。』




「またですか。お昼寝もいいですけど、残っているお仕事を片付けてからにして下さいね。」





はぁ、と困った様に微笑む彼を見て少しほっこりする。






『分かってるよ、ちゃんと終わらすって。
･･･それにしてもコビー、君は凄いよ。何時も遅くまで修行に励んで、人一倍努力してる。きっとすぐに実力を付けて、昇進出来るよ。』




「そんな･･･でも、たった１０年で“大将”にまで昇進した海軍きっての逸材であるペペロンチーノさんにそう言って頂けるととても心強いです。
ペペロンチーノさんは凄い努力家だと聞きましたし。」




『コビーに比べたら大した事ないよ。私はちょっと努力の目的が少し歪んでるからね。』






そう言うと彼は不思議そうな顔をしていた。
私の出世の目的を言ったら驚くだろうなぁ。







そう、私は１０年間の努力と少しの運によって２年前に大将へと昇進したのだ。

･･･少し昇進しすぎた感があるが、それによる不自由等は今の所発生していないので良しとしよう。








・

〜MEMO〜

・本日の天気は晴れ。

・適度に風も吹いていてお昼寝には最適な一日。

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