無限大芸人の愛し方 (ページ6)

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モヤモヤキノコ（ﾁｰﾓﾝﾁｮｰﾁｭｳ白井鉄也）ページ6

気になる子が出来た。

いつも対応が悪いっていわれてる僕の
出待ちを毎回してくれる子

いつも無敵Tｼｬﾂ着てて常に笑顔。
僕を見つけると
『白井さ～ん!!』
って低いサンダルをﾊﾟﾀﾊﾟﾀ言わせて走ってくる。
その子はAと名乗った。
君に似合う可愛い名前。

あるときAは菊地のでまちをしていた。
いつもの笑顔を菊地に見せていた。

菊地はいつものようにサインをして
少し話してた。
Aと写真を撮るとき
菊地がAの肩を抱いた。

この気持ちは何だろう。
僕らしくない。

最後に小さいものを菊地に渡していた。
僕はなぜか泣きそうになってその場から逃げた。
走り続けた…
かなり走ってたら菊地から電話が来た。

『お前に渡したいものがある』

来た道を引き返した。今度はゆっくり
赤い目をしているのがばれないように。

『Aちゃんからお前に。』

ファンレターだった
Aらしい小さな花柄の便箋。

大好きでした。

白井さんが好きになってしまいました。

オレンジ色の細いペンで書かれた手紙。

僕はやっぱり泣きそうになった。
『恥ずかしくて渡せなかったんだって。真赤な顔して渡してくださいって』

あふれる思いがとまらない・・・
胡散臭い詩人がいってたきがする。
あの時僕は菊地に意味がわかんないねーってはなしてたんだ。

今ならわかる。

最後に書かれていた電話番号

その番号さえも愛おしくて。
なんだかわらえてくるんだ。

『電話…掛けな。席はずすから。』

すぐ掛けた。
電話の君の声はやっぱり可愛くて。

僕も大好きだよ。

そういうと

嬉しいですって可愛い泣き声で言ってくるんだ。

これからは僕の彼女だ。