人気者のアイツ。【青桃】 (ページ20)

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同居？？ページ20

桃side

神ちゃんから、予言をもらった数日後から、流星が女の子といるのをよく見かけるようになった。

「あ、流星や」

緑「あ、ほんまや。」

「りゅうs」

行こうと思ったけど、俺も神ちゃんも足が止まった
やって、女の子が流星に駆け寄って、楽しそうに話してるから

「やっぱ、そう、よな」

緑「…のんちゃん、大丈夫？」

「うん、大丈夫。家帰ったら居るし。」

緑「そっか。でも無理したらあかんよ？」

「分かってるって！さ！神ちゃん、教室戻ろ！」

女の子と話してる流星を見たくなくて、逃げるように神ちゃんと教室へと戻った。

その日の放課後、日直やった俺は先生から手伝いを頼まれてしもうて、残るハメになってしまった。

「…なんで俺やねん…」

と言いたいがもう1人の日直が休んでいたのやからしゃあない。

「…あとは、これを職員室に運ぶだけか。」

流星、もう部活終わって、家帰ってんかな。
なんて思いながらたくさんのノートを持って、職員室へと足を進めていると流星らしき人物が居た。

誰かと喋ってる…？

「…流星？」

近くまでいくと、やっぱ流星で声をかけようとするけと俺に気づいていないのか、そのまま廊下を曲がるもんだから、慌てて後を追った。

「りゅうs…」

ﾊﾞｻｯ

青「…望っ…？」

「……あぁ…、そういうことね…」

瞬時に涙が出てきて、たくさんのノートを落とした物音で、振り向いたのは、"2人"の人物。

……あぁ、やっぱそうか。

最近、女の子と一緒におったのは、やっぱそういうことやったんか。

女の子とキスしてる所見てもうたら、もう俺、勝ち目ないやんか。

「……邪魔して、ごめん」

青「ちょ、望っ！」

"…ふふ。"

女がニヤリと笑ったのを見たあと、そのままノートを放ったらかしにして、涙を流しながらその場から去って走り続けた。