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緑side
「はぁ、流星おまたせ！！」
「おまたせしましたっ！！！」
「遅いぞ、神ちゃんとしげ笑」
しげとダッシュで第1音楽ホールへと行くとそこには既に流星がベースを片手に待ち構えていた。なんかいつも以上にやる気感じるねんけど気のせい？とか思ってたけど流星の顔がニヤついてるからたぶん気のせいではない。それはしげも思っていたようでニヤニヤしながら流星に近づいた。
「なんや、流星。好きなやつでも出来たんか？」
「はっ、！？！？何言うてんねん」
「ニヤニヤが止まってないで、流星」
「もーー、神ちゃんまでなんなん」
”その子が、今日のライブ見に来るんやろ？？”と流星の肩を組みながら聞けば流星は目を見開いた
「え、なんで！？！？あ、でもそっか。さっき望と会ってたな…」
「…ほお、流星？俺らは、望って子とさっき会ったなんて言ってないけどーーー？？」
「…！？！？」
「流星、自爆やな」
「俺らは、好きなやつ出来たかって聞いただけやで笑」
しげがそう言いながら反対側の肩を持ちながらニヤニヤすると流星は諦めたように項垂れた。
なんなん、めっちゃのんちゃんのこと好きやん。音楽一筋で恋人は作らへんとか言うてた癖にめっちゃ好きやん
「めっちゃ好きやん、流星。」
「神ちゃん…、もう辞めてくれ」
「なんや、一目惚れか」
「うるさいぞ、しげ…、」
”とにかく！！今日のライブにかかってるねん！”流星は頭をぶんぶん振り回して俺らの目を真剣に見つめた。それほどフライヤーをのんちゃんに描いて欲しいんやろうな。俺らものんちゃんがどんなん描くんか楽しみやわぁ。
「さ、いっちょやりますか〜」
流星のその一言で俺らは目の前の大好きな楽器と向き合った。のんちゃん、俺らのバンドちゃんと見ててな。流星、めーっちゃかっこいいから
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作者名：夏空
| 作成日時：2023年7月9日 20時
