スーパーストレート(黒)

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(Ren side)


-2 years later-





「なあ、着替えれたよ」
「はーい、じゃあ出てきて」









一緒に選んだ服に袖を通した俺の姿を見せる。









どこか驚きを隠せないその人。









「おお...やっぱ何回見てもすごい...」
「試着した時に見たじゃん？初めて見たみたいな顔するよね」
「だってさあ...めちゃくちゃ似合ってるから」









しっかり本音を溢す彼女が可愛くて、そう思うともう行動に出ていた。







軽々と抱き寄せる。









「...ちょっ、どしたの」
「ん？Aが可愛いなと思って」
「...今日は蓮が緊張する番じゃないの？」
「してるよ。だから充電も兼ねてる」







しっかりAを充電してからどちらからともなく離れる。









「Aは今から緊張してるよね」
「当たり前じゃん！」
「俺のとこなんてまだ明日だし最初から知ってるのに」
「でもまさかその時は、改まって伺うようになるなんて思ってないじゃん！」







思わず笑みを溢すと、









「何笑ってんの！」
「微笑ましくなっちゃって」
「もう...ほら、時間だし出るよ！」





.






目的地に着いて、インターホンを鳴らして、ドアが開く。









最初は会ってくれなかったと言っていた同僚も何人もいたから、とりあえず2人ともそれも笑顔で出迎えてくれたことに安堵した。









「いらっしゃい」







Aと礼をした俺は家に上がる。









家に上がって、少しした頃。



俺は目の前に座る2人に本題を切り出した。






.







「本日は、結婚のお許しを頂きたくご挨拶に伺いました。









Aさんを僕にください。幸せにします」

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