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先にバレーの決勝が行われて、私は真央と一緒に応援した。



「康二ナイスー!」
「ブロックポイントじゃん!」



康二は持ち前の運動神経と、明るさも作用したのか、チームを優勝に導いた。





一方の私たちバスケはというと、決勝は経験者が多くいるクラスだったこともあって大苦戦。
だけど、





「A行けー!あー惜しい!」

「Aシュート!決まった!ナイス!」

「Aナイスカット!」



大勢を切り裂く康二の通る声が聞こえて、結果は負けたけど楽しくできた。









「優勝おめでとう」


全日程が終わって、康二とテニスコートをトンボで整えながらそう言った。





「Aの声めちゃくちゃ聞こえてた」
「え、嘘だよ」
「マジやって。自覚ないん?」
「ない」


正直に言うと康二は「やば」と言い笑ったから、



「康二の声こそ超聞こえてたからね」
「無意識やわあ。Aめっちゃ応援してくれてたしお返ししよう思って」
「蒸し返さないでよ恥ずかしいから」
「『康二ナイスー!』って聞こえてたで?」
「ああもうやめて!」





完全に康二に面白がられてる。









「終わったー。康二お疲れ様」


片付けを終えてそう言う。



「お疲れさん。もう帰んの?」
「うん。多分蓮が待ってるし。康二は?」
「俺も帰ろうかな」
「そっか。じゃあね」







彼に手を振って帰ろうとしたら、









「A」





康二に呼び止められ振り向く。







「ん?どうしたの?」









彼は少し下を向いてから、









「...俺と付き合わん?」









「...え?」









「Aのこと好きやから付き合ってくれへん?」

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作者名:キキララ | 作成日時:2021年9月19日 23時

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