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(You side)
高校は、新入生に早く高校生活に慣れてほしいという思いで溢れているように感じる。
入学した次の日には大きなイベントが開かれていた。
「すごい人だ…」
部活の勧誘が始まった。
中学よりも数が増えて、楽しそうな部活ばかり。
でも私はテニス部と心に決めているから、懸命に探す。
あ、あった！
「1年生？」
「はい、」
「やったあこっちこっち！あ、あなたも入部希望？」
先輩と思われる人が私より後ろを見て言ったから、無意識に振り向く。
肩にかからないぐらいの髪型が似合う女の子が頷いていた。
先輩の勧めで私が少し打たせてもらった後、その子が打つ番になる。
経験者の子だろうな。そう思いながら眺めていると、次の子へと移った。
「中学もテニス部だったの？」
そう聞いたのは私ではなく、その子だった。
「うん、一応」
「何言ってんの、すごい上手だったもん」
「ありがとう」
「あのさ、名前聞いてもいい？」
「2組のAAです、私も聞いていい？」
「うん、1組の藤田由真」
…えっ、もしかして？
「阿部くんの幼馴染の由真ちゃん？」
一言で絶対に伝わるよう繰り出すと、由真ちゃんは当然驚いていて。
「阿部くんって亮平のこと？」
「うん。塾が一緒で、由真ちゃんのことよく聞いてたから」
「えーそうなんだ！なんか一気に親近感！！」
そのテンションと言葉選びがすごく可愛くて、私も笑顔になる。
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キキララ(プロフ) - さあさんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけたんですね😊作者としてたいへん嬉しいです！ありがとうございます✨ (5月1日 9時) (
レス) id: 16c60907ce (このIDを非表示/違反報告)
さあさん(プロフ) - 面白くて一気に読み終えました。情景が浮かんでキュンキュンします。。 (5月1日 7時) (レス) @page46 id: a428b66a33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キキララ
| 作成日時：2023年11月19日 17時
