36 ページ36
(You side)
「改めて２人、本当におめでとう！」
「ありがとう」
「Aのおかげだよ。ありがとう」
あまり人気のない外で３人でお昼ご飯を食べていると、由真ちゃんと阿部くんが正式に報告してくれた。
「由真ちゃんが阿部くんのこと好きって聞いた時本当に嬉しかったよ」
「え？」
「Aちゃんにはずっと相談乗ってもらってたから」
「えーそうだったんだ！」
「阿部くんも好きだよって言いかけた」
「危なっ！」
「あははは！でも本当にごめんね、２人のこと勘違いしてて」
「全然」
「てか、Aはどうなったの？」
「え？あー…」
"ごめん…"
渡辺くんからの告白を断って数日、流石に今までみたいには話せなくなってしまった。
気まずいからと言って、私から話しかける筋合いもないことぐらい分かってて。
深澤くんとも変わらないまま。
こんなの一番望んでない。
「渡辺くんもだけど、深澤くんとも話せてないの？」
「…うん」
「確かに最近教室で全然喋ってないよね」
「分かる？」
「うん。でもAちゃんは別に悪いことしてないから、思い詰めすぎないでね」
「ありがとう」
阿部くんの言葉に救われる。
そして由真ちゃんに言われてからより、深澤くんのことを考えてる自分もいて。
でもこれが好きなのかどうか、まだ確信はない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 291人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
キキララ(プロフ) - さあさんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけたんですね😊作者としてたいへん嬉しいです！ありがとうございます✨ (5月1日 9時) (
レス) id: 16c60907ce (このIDを非表示/違反報告)
さあさん(プロフ) - 面白くて一気に読み終えました。情景が浮かんでキュンキュンします。。 (5月1日 7時) (レス) @page46 id: a428b66a33 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：キキララ
| 作成日時：2023年11月19日 17時
