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(Fukazawa side)



家で一人机に向かう。







テスト期間なことは分かってるのに、埋まらないノートと開いていないペンケース。









今日も逃げるように教室を出た。









その教室で、今頃2人は仲良く勉強してんのかな。









「…ん?」









そんなことを考えていたからか、電話が鳴った。









「もしもし翔太?」
"…ふっか?"









電話口の翔太は外にいることと、







声のトーンが暗いことは分かった。









"急で悪いんだけどさ、俺ん家来てくんね?"
「今?」
"うん。一応住所送る"









一人暮らしの自分の家に呼び出すって、誰かに聞かれたくない話でもあんのかな。









てか、Aさんは?









色んな疑問を一旦心に仕舞って、俺は家を出た。






.







「ありがとまじ急だったのに」
「ああ全然」









座ってから翔太にそう言われる。









「てか、」
「ん?」
「何かあった?」









翔太はどこか自虐的に笑った。










「振られた」
「…えっ?」
「Aさんに」










色んな感情が渦巻いた。









翔太に寄り添う感情しか浮かんじゃダメなのにな。









「もうさ、めちゃくちゃだったわ」
「…」
「勢いで告白するわ、その前にキスするわ」
「…は?」









自分でも驚く言葉が出て翔太と目が合う。









「…告白の前にって、え、マジで言ってんの?」
「本当最低だよな俺」
「…いや本気で思ってる?」
「…え?」

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キキララ(プロフ) - さあさんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけたんですね😊作者としてたいへん嬉しいです!ありがとうございます✨ (5月1日 9時) (レス) id: 16c60907ce (このIDを非表示/違反報告)
さあさん(プロフ) - 面白くて一気に読み終えました。情景が浮かんでキュンキュンします。。 (5月1日 7時) (レス) @page46 id: a428b66a33 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:キキララ | 作成日時:2023年11月19日 17時

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