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(Abe side)
「亮…平？」
「由真」
互いの家近くの公園に呼び出された。
それでも先に来たのは俺で、由真もブランコに座った。
「どうしたの？」
「この前、目黒くんに告白されたんだ」
「…うん」
俯いて、手をぎゅっと握りしめる。
「OKしようって…昨日まで思ってた」
「…昨日までって、どういうこと？」
由真と目が合う。
「ねえ亮平。Aのことどう思ってる？」
「どうって、友達。俺にとって数少ない女の子の友達」
「本当に？」
「本当だよ」
嘘じゃないことは伝わったみたいで、由真は安心したように息を吐く。
「てかAちゃんがどうかした？」
「昨日、Aも同じこと言ってた」
「え？」
「私、Aと亮平が両思いだと思ってたんだ。だから、目黒くんと付き合うのもいいのかもなって、返事待ってもらってて」
…え、
「私ね、」
「待って」
その言葉と同時に、ブランコを持つ由真の手を反射的に上から包み込んだ。
「ごめん。保育園の頃からずっと何も出来なかったから、せめて俺から言わせて」
「え、」
「好きです。俺と、付き合ってください」
ずっと言えなかった思い。
それを言葉にすると、由真の瞳は少し潤んでいて。
「…ごめん。ずっと、待っててくれてた？」
「うん、」
「ごめん」
「ううん。亮平」
「ん？」
「私も好きです。よろしくお願いします」
これで合ってる？と尋ねる由真に頷いて、思わず笑う。
由真も伝染したかのように笑顔を見せてくれた。
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キキララ(プロフ) - さあさんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけたんですね😊作者としてたいへん嬉しいです！ありがとうございます✨ (5月1日 9時) (
レス) id: 16c60907ce (このIDを非表示/違反報告)
さあさん(プロフ) - 面白くて一気に読み終えました。情景が浮かんでキュンキュンします。。 (5月1日 7時) (レス) @page46 id: a428b66a33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キキララ
| 作成日時：2023年11月19日 17時
