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(You side)
「Aさん」
約束の時間丁度に、渡辺くんは現れた。
「おはよう！楽しみだね、カフェ」
「うん。…俺も今日すげー楽しみだった」
深澤くんたちクラスの男子に見せる表情とは違っていて、新鮮な気分になる。
「お店どっちの方向だろ…」
「見して」
私のスマホを渡辺くんが拡大させる。
今までで一番近い距離。
スマホを持つ私、スライドしながら一緒に見てくれる渡辺くん。
図らずとも指が触れた。
.
「わー可愛い！」
「うん、すごいな」
それぞれ注文した高さのあるパフェが運ばれてきて、私と渡辺くんはお互い笑顔になる。
「うわっ！美味しい」
「ふふ、美味しいね。
てか良かった。渡辺くんがカフェとか好きなイメージ全然なかったから」
「あー確かにそうかも」
「だから嬉しいよ。でも、本当はそんなだけど私の好みに合わせてお供してくれたとかでも、それはそれでありがたいし」
「…まあぶっちゃけ、カフェはそんな行かない」
「あはは！そっかそっか、やっぱそれだと安心する」
「安心って。でもこのパフェは本当に美味しい」
「うん。そうだね」
ホッとした顔を浮かべる渡辺くん。
美味しそうにパフェを食べるそんな彼の写真を撮った。
「え、撮ったっしょ今」
「うん撮った」
「ふはは！全然悪気ねえじゃん」
「深澤くんに送る用だよ。
てか、今度は３人でも行きたいね」
「あーうん、そだね」
「深澤くんが金欠じゃなくなるまで待つか…」
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キキララ(プロフ) - さあさんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけたんですね😊作者としてたいへん嬉しいです！ありがとうございます✨ (5月1日 9時) (
レス) id: 16c60907ce (このIDを非表示/違反報告)
さあさん(プロフ) - 面白くて一気に読み終えました。情景が浮かんでキュンキュンします。。 (5月1日 7時) (レス) @page46 id: a428b66a33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キキララ
| 作成日時：2023年11月19日 17時
