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「ふっかー」
「おー翔太」
部活終わりが翔太と同じになる。
翔太のAさんへの想いを知った俺は、ボロが出ないよう２人に振る舞うと心に誓った。
「帰り？」
「おん」
「あ、」
そう発した翔太の目線の先には、阿部ちゃんと一緒に話しているAさんがいた。
幸せそうに見つめる翔太。
…協力、しなきゃ。
「Aさん！」
「え、おいふっか」
翔太に笑顔を作ってから、Aさんと目が合って俺らは歩み寄る。
「あ、２人とも！」
「部活お疲れ。おー阿部ちゃんも」
阿部ちゃんとも軽く話していると、Aさんが別の方向を見て手を振ってから手招きする。
あまり知らない女の子がこっちに小走りでやって来て、阿部ちゃんが口を開く。
「1組の由真。幼馴染なんだ」
「へええ。どうも、2組の深澤と渡辺です」
「こんにちは、藤田由真です」
「よろしくね。Aさんもう帰る？」
「うん。２人も？」
「おん帰る」
「じゃあ私、２人と帰るね」
Aさんが阿部ちゃんと由真ちゃんに向けた予想外の言葉に、翔太と俺も驚く。
２人は顔を見合わせてから、「じゃあね」と先に帰っていった。
「帰ろ？」
その言葉と同時に、俺と翔太に浮かべた笑顔。
でも、緊張からかここまで一言も発さなかった翔太をふと見て、
その笑顔への熱にそっと蓋をした。
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キキララ(プロフ) - さあさんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけたんですね😊作者としてたいへん嬉しいです！ありがとうございます✨ (5月1日 9時) (
レス) id: 16c60907ce (このIDを非表示/違反報告)
さあさん(プロフ) - 面白くて一気に読み終えました。情景が浮かんでキュンキュンします。。 (5月1日 7時) (レス) @page46 id: a428b66a33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キキララ
| 作成日時：2023年11月19日 17時
