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(Fukazawa side)
「深澤くん渡辺くん！」
振り向いて見せてくれた笑顔に、俺も思わず笑みがこぼれながら彼女の元へ歩いていく。
ふと横の翔太を見ると、前を向いて俺と似た表情をしていた。
…ん？
「おはようAさん」
「おはよう。渡辺くん、今日前髪アレンジしてるんだね」
「そう。え、かっこいいって？」
「えっ？」
「おい言ってねえだろ」
翔太の冗談にAさんが少し困ったような反応をしたから俺はツッコむ。
そして彼女にまた話しかける。
「てかAさん、さっき話してたの目黒だよね？」
「うん。思ってたよりマイペースな人で、あとすごく真っ直ぐ」
「わーそういうの逆にいいよな」
「うんうん。やっぱり目黒くん有名だよね」
「みんな噂してんね」
「まじでイケメンだよな。何かあいつにはどこも勝てる気しねえ」
笑って翔太がそう言ったけど、Aさんが、
「渡辺くんには渡辺くんのいい所があるじゃん」
「…え、そう？」
うん、と純粋に頷くAさんと対照的に、一人照れたような顔をする翔太を俺は見逃さなかった。
.
そんなある日。
翔太とゲーセンで遊んだ帰り道だった。
「なあふっか」
「ん？」
既視感のある、照れたような顔。
.
「俺、Aさんのこと好きかも」
「…え？」
「間違えた。好きだわ」
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キキララ(プロフ) - さあさんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけたんですね😊作者としてたいへん嬉しいです！ありがとうございます✨ (5月1日 9時) (
レス) id: 16c60907ce (このIDを非表示/違反報告)
さあさん(プロフ) - 面白くて一気に読み終えました。情景が浮かんでキュンキュンします。。 (5月1日 7時) (レス) @page46 id: a428b66a33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キキララ
| 作成日時：2023年11月19日 17時
