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(You side)
「Aさん」
朝学校に向かっていると、後ろから声を掛けられた。
「あ、目黒くん？」
「知ってくれてるんだ」
「知ってるよ、有名人だし」
「有名人って」
爽やかに微笑む目黒くん。
でも彼はきっと、何か用があって私に話しかけたんだろうなと思っていたら、
「あのさAさん」
「ん？」
「藤田さん、俺のこと何か言ってた？」
真っ直ぐな目を向ける目黒くん。
「うん、仲良くしてくれてるって」
「あー、そっか」
そして今度は分かりやすい表情。
「目黒くん、由真ちゃんのこと好きだよね？」
「…もうバレてる？」
「何となくそうかなって」
「友達にはもう何人かバレてるんだけど、Aさんもってことはもう結構な人にバレてるよね」
「だと思う」
多少気を遣いながら言った後、目黒くんとお互い笑い合う。
「でも、目黒くんの気持ち分かるよ。由真ちゃん本当優しいし」
「だよね。そういう所が好きなんだ」
「うんうん」
「よかった、Aさんにちゃんと挨拶出来て。じゃあね」
まるで恋人の家族に対するような礼儀正しい言葉を放って、ちょうど学校に着いたタイミングで彼は先へ行った。
本当に由真ちゃんのことが好きなんだな。そう思っていると、
「Aさん！」
また背後から名前を呼ばれた。
振り向くと２人いて、私を呼んでくれた別の一方の彼は前髪をポンパドールにして手を振っていて。
「深澤くん渡辺くん！」
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キキララ(プロフ) - さあさんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけたんですね😊作者としてたいへん嬉しいです！ありがとうございます✨ (5月1日 9時) (
レス) id: 16c60907ce (このIDを非表示/違反報告)
さあさん(プロフ) - 面白くて一気に読み終えました。情景が浮かんでキュンキュンします。。 (5月1日 7時) (レス) @page46 id: a428b66a33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キキララ
| 作成日時：2023年11月19日 17時
