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「アイスコーヒーとチョコレートケーキでお願いします」
「かしこまりました」
一人暮らしを始めてすぐ見つけたカフェ。
いや、カフェというより喫茶店かな。
店内はレトロな雰囲気で落ち着いている。
それが好きで、見つけてからほぼ毎日通い続けている私。
基本的にはマスターだけがいるけど、よく、深澤さんと同い年ぐらいの男性がお店を手伝っている。
今日はその男性が注文を取りに来てくれた。
「美味しい」
一番好きなチョコレートケーキを今日も今日とて頬張る。
何回も食べているのに、毎回美味しいと呟いてしまうほどの絶品で。
そうしていつものように、大学の課題に取り掛かり始めた。
課題を終わらせたところで、お代を払い、ありがとうございましたとレジをしてくれたマスターに言った時。
「ねえ」
私のほうを優しそうな笑顔で見ている。
「私、ですか？」
「そうだよ」
また優しく笑った後マスターが、
「うちでバイトしてみない？」
「え？」
びっくりして聞き返す。
あの男性もこっちを見ている。
「君、うちによく来てくれる上に、ずっと美味しいって言ってくれてて、蓮ともいい人だねって話してたんだよ」
蓮というのがあの男性の名前だと理解した。
「蓮には高校生になってからずっとバイトしてもらってたんだけど、今3年生で受験シーズンだし、あんまり無理させられないなって思っていて。どうかな？」
え、高校3年生？
私より年下なんだ。全然見えない。
「・・・いいんですか？私で」
「これは、君が良ければの話だから。私も蓮も大歓迎だよ。な？」
マスターが男性に尋ねると、彼は笑顔で「うん」と言う。
「私でよければ、よろしくお願いします」
そう言うと2人は微笑んだ。
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キキララ(プロフ) - わーぉさん» コメントありがとうございます。楽しんで頂けてこちらこそありがとうございます😊是非他の作品も気軽に覗いてくださいね✨ (2022年8月5日 2時) (
レス) id: 16c60907ce (このIDを非表示/違反報告)
わーぉ(プロフ) - すごく面白かったです(^^)ふっかさんとめめのバチバチの間に挟まれる感じはニヤニヤして読ませていただいていました！ありがとうございました！次回作も楽しみに読ませていただきます！ (2022年8月4日 23時) (レス) @page45 id: 88cbea371f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キキララ
| 作成日時：2021年8月13日 22時
