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いくら何でもこんな低い声の男の人っているんだと思って見ると、
「目黒くん...」
制服姿の目黒くんだった。
おそらく学校帰りだろう。
彼の声で男性が私を離した瞬間、目黒くんに抱き留められる。
「大丈夫か」
「あ、うん」
制服を着ているのに大人っぽく見える目黒くんにドキッとする。
「お、お前大学生だろ？そのくせに高校生と付き合ってんのか？」
「人の女に、それも未成年の女に手出そうとしたそっちはどうなんだよ」
目黒くんが一層強く言うと、周囲の人の視線が男性に集まる。
それに気づいた男性は逃げるように去っていった。
「すみません、もっと早く来れてたら」
「ううん。本当にありがとう」
「本当、何もされてないですか？」
「大丈夫」
それより、軽くだけど未だに抱き留められているのに気づいて離れようとしたら、
「だめ」
直されるように目黒くんに抱きしめられた。
男性を撃退した現場を見ていた人がまだかなりいたからか、気を遣って素通りする人も、小さくも黄色い歓声を上げる人もいる。
「...すみません、今だけ」
そう言ってから、そのまま頭をポンポンされた。
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キキララ(プロフ) - わーぉさん» コメントありがとうございます。楽しんで頂けてこちらこそありがとうございます😊是非他の作品も気軽に覗いてくださいね✨ (2022年8月5日 2時) (
レス) id: 16c60907ce (このIDを非表示/違反報告)
わーぉ(プロフ) - すごく面白かったです(^^)ふっかさんとめめのバチバチの間に挟まれる感じはニヤニヤして読ませていただいていました！ありがとうございました！次回作も楽しみに読ませていただきます！ (2022年8月4日 23時) (レス) @page45 id: 88cbea371f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キキララ
| 作成日時：2021年8月13日 22時
