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照のその言葉で、当時の光景が蘇る。
確かにあの日、蓮と阿部ちゃんはいなかった。
「ちょっと待って、あの日はただバイトだったんだよ」
「…」
「消防署なんて行ってないし、刑事さんに話さなきゃいけないようなことも何一つしてないです」
必死に弁明する阿部ちゃんは泣きそうな様子になる。
分かる。
この阿部ちゃんは絶対嘘じゃない。
阿部ちゃんは何もしてない。
「ちが…」
「俺です」
私の前に一石を投じたのは、思いもよらぬ人だった。
「…え？」
「…蓮？」
.
「本当に警察に行かなきゃいけないのは、俺です」
涙ぐんだ蓮の声。
「俺はずっと、みんなに…
Aにも刑事さんにも、話していなかったことがあります。
これから話させてくれませんか」
そう言った蓮を睨むような姿の深澤さんに対し、宮舘さんがフォローする。
「聞かせてもらえるかな？」
「はい」
「僕ら警察だけじゃなくて、Aさんたちにも」
宮舘さんに続いて、蓮が私たちに目線を送る。
不安そうな、申し訳なさそうな視線を送る彼に毅然と頷くと返され、お礼を言われているような感覚になった。
それに、久しぶりに蓮と目が合った気がした。
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キキララ(プロフ) - 友里花さん» コメントありがとうございます。楽しみにしてくださっていること大変嬉しいです😊ぜひぜひのめり込んでください！笑 (8月30日 20時) (
レス) id: 16c60907ce (このIDを非表示/違反報告)
友里花(プロフ) - ものすごくこのお話にのめり込んでます☺️続きが気になりすぎてやばいです笑更新待ってます！！ (8月30日 14時) (レス) @page24 id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
キキララ(プロフ) - takkimakkiさん» コメントありがとうございます。みんなが怪しい、、、そう感じていただけることを一番の目標にしておりました！笑ここから徐々に核心に迫っていくので是非楽しみにしていてください😊 (8月29日 15時) (レス) id: 16c60907ce (このIDを非表示/違反報告)
takkimakki(プロフ) - とてもドキドキしながら読ませていただいています。続き、楽しみです！みんなが怪しい、、、 (8月29日 13時) (レス) @page23 id: ff744b84c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キキララ
| 作成日時：2023年7月5日 17時
