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数秒、自分の呼吸が止まっていたことに気付いた。
「当時の僕ら警察がそう言ったんですね」
「はい。やから連絡来た時、すごい安心したんですよ」
「安心…？」
「もしこの火事のことで聞きたいことがあるんやとしたら、違和感感じたんは僕らだけちゃうんやって思えて。しかもそれが警察の方やったんで」
ありがとうございますと言った大倉さんに、こちらこそと俺らは即座に返す。
「周囲への聞き込みとかも消防の担当ちゃうからこっちが知っとることは少ないし、そもそも12年前のことやから大変やと思いますけど、絶対諦めんといてください。僕らも協力するんで」
「ありがとうございます。ただ、あの…」
「ん？」
「…僕たちがこれを調べていることは、誰にも言わないで頂けますか？」
何でと聞かれる覚悟でそう紡いだ。
ただ、
「分かりました。守秘義務ってありますもんね」
大倉さんは何も聞かないでくれた。
そして、
「あーあと、この資料コピーしたやつお渡ししましょか？」
「ありがとうございます。お願いします」
俺と舘さんは深く頭を下げた。
.
「大倉さんが親切な人でよかったね」
「本当それ。だし、舘さんが消防に目につけてくれたおかげだよ」
「俺は何もしてないよ」
消防署からの帰り道。
久々に充実感のある収穫だと感じたけど、現実を忘れたわけじゃない。
「だけどさ…いよいようちには言えなくなってきたよな」
「うん。そもそもこの外回りだって事件の捜査ってことにしてるし、12年前の火事の対応聞いたら、俺らの予想ってやっぱ間違ってないのかも」
舘さんの言葉に頷きながらも「だけど２人じゃ限界あることは分かるんだよなあ」と本音が漏れる。
「じゃあ翔太にも協力お願いしてみる？」
また舘さんがいい提案をしてくれた。
「俺から言っとくわ」
「うん、分かった」
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キキララ(プロフ) - 友里花さん» コメントありがとうございます。楽しみにしてくださっていること大変嬉しいです😊ぜひぜひのめり込んでください！笑 (8月30日 20時) (
レス) id: 16c60907ce (このIDを非表示/違反報告)
友里花(プロフ) - ものすごくこのお話にのめり込んでます☺️続きが気になりすぎてやばいです笑更新待ってます！！ (8月30日 14時) (レス) @page24 id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
キキララ(プロフ) - takkimakkiさん» コメントありがとうございます。みんなが怪しい、、、そう感じていただけることを一番の目標にしておりました！笑ここから徐々に核心に迫っていくので是非楽しみにしていてください😊 (8月29日 15時) (レス) id: 16c60907ce (このIDを非表示/違反報告)
takkimakki(プロフ) - とてもドキドキしながら読ませていただいています。続き、楽しみです！みんなが怪しい、、、 (8月29日 13時) (レス) @page23 id: ff744b84c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キキララ
| 作成日時：2023年7月5日 17時
