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「A、ここ行かない？」
照にそう誘われたのは先週だった。
「可愛いカフェだね！」
「でしょ？甘いものも美味しそうだし。行こうよ」
「でも…」
蓮の顔が浮かぶ。
照とは仲直りできたけど、蓮のことは何も解決していない。
.
「…じゃあ言い方変えていい？」
「…え？」
「Aと２人で行きたいんだけど」
「それは、」
「好きだから誘ってる」
食い気味に繰り出された強引な言葉と、吸い寄せられそうなほど真っ直ぐな瞳を、私は押し返せなかった。
.
「着いたよ」
近くの駐車場に車を停めて、目と鼻の先のカフェに入る。
「いらっしゃいませ、２名様ですか？」
「はい」
「ご案内いたします」
奥側の先に案内される。
すると、どこか見覚えのある姿が隣のテーブルにあった。
「あれ？」
「渡辺さん？」
名前を呼ぶと顔を上げられる。
「うわっ！
え！？どしたの何で？」
あまりの驚きように私と照は思わず笑う。
そんなリアクションを取った後、渡辺さんは少しスマホを触ってからまた私たちに目をやった。
それに彼のテーブルを見て、思ったことが口に出ていた。
「１人じゃないんですか？」
「ああ、うん」
「彼女っすか？」
「まあ」
「すいません私たちお邪魔ですね」
「いいのいいの。向こうも急な仕事でさっき帰ったから」
残されたメニューを見ながら言った渡辺さんは、「てか」と続ける。
「お邪魔なのは俺のほうじゃない？」
「え、」
「いやいや全然」
「ふはは、無理あるって。いい時間だし俺退散するわ」
彼は席を立ち、レジの店員さんと何か話しながらお会計を済ませた。
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キキララ(プロフ) - 友里花さん» コメントありがとうございます。楽しみにしてくださっていること大変嬉しいです😊ぜひぜひのめり込んでください！笑 (8月30日 20時) (
レス) id: 16c60907ce (このIDを非表示/違反報告)
友里花(プロフ) - ものすごくこのお話にのめり込んでます☺️続きが気になりすぎてやばいです笑更新待ってます！！ (8月30日 14時) (レス) @page24 id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
キキララ(プロフ) - takkimakkiさん» コメントありがとうございます。みんなが怪しい、、、そう感じていただけることを一番の目標にしておりました！笑ここから徐々に核心に迫っていくので是非楽しみにしていてください😊 (8月29日 15時) (レス) id: 16c60907ce (このIDを非表示/違反報告)
takkimakki(プロフ) - とてもドキドキしながら読ませていただいています。続き、楽しみです！みんなが怪しい、、、 (8月29日 13時) (レス) @page23 id: ff744b84c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キキララ
| 作成日時：2023年7月5日 17時
