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「いただきまーす！」
あっという間に真夏。
今日は、僕ら3きょうだいと蓮くんとの恒例行事の日。
蓮くんが持ってきてくれた真っ赤なすいかをベランダでみんなで食べる。
「甘いね！」
「ね！ラウ。蓮って本当すいか選ぶセンスあるよね」
「すいか選ぶセンスってなんだよ」
「あー、まじ俺がおじいちゃんになっても毎年やろうな」
「もうおじいちゃんじゃん」
「おいラウやめろよ！」
「ラウよく言った」
「お前流石」
「おおい２人まで！」
思いっきり４人で笑ってから、夜は近くの公園に移動する。
「ついた！」
華やかな花火。
みんなで分け合いながら火を灯す。
「綺麗だね」
「だねえ」
あっという間に残り半分ほどになった時、喉渇いたなとお兄ちゃんが言い出した。
「ジュース買ってくる？」
「そうしよっか」
「じゃあさ、俺とラウールで行っていい？」
「え？」
蓮くんにそう提案されてびっくりする。
「じゃあ２人行ってくれる？俺ら待っとくわ」
「気をつけてね」
「うん、ラウール行くぞ」
「あ、うん」
「リクエストある？」
「炭酸飲みたい！お兄ちゃんは？」
「俺も同じで」
「はーい」
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作者名：キキララ
| 作成日時：2022年12月1日 17時
