検索窓
今日:20 hit、昨日:6 hit、合計:42,290 hit

45 ページ45

(Hikaru side)





「...」









ある日大学で。





正面からふっかがよく見かける奴と歩いてきた。









やっぱりどこか気まずい。





すると、









「翔太悪い、照と話あるから」
「ああ、うん」









友達と別れ、一人俺の元へ近づいてくる。









「俺のこと無視しようなんてしおらしいことすんなよー」
「いや、そんなつもりはなかったけど」
「そうなの?」









「むしろ話したいことあって」







「うん、俺もある」





.






「Aと付き合うことになった」









俺とふっかは大学のカフェテリアに2人座って、落ち着いてから切り出した。


ふっかは笑みを浮かべ、









「流石に知ってるよ」
「だよな。
...ふっか。俺ふっかには本当、」
「あーやめやめ。感謝とかならマジいいって。なんせ親友に既に言われたから」
「親友?」





「俺はAの親友なんで」







彼は、悪いなと言いニヤッと笑って、









「俺は彼氏にはなれねーけど、照だって俺みたいにAの親友にはなれねーからな」
「確かに」
「あーあんな可愛い親友がいる俺って幸せ者だわ」
「なあそういうノリこれからも続けんの?」
「あ、彼氏の前だったわ」
「俺その冗談前から気が気じゃなかったから」
「照目がガチで怖いんだって。お前もしかして嫉妬深い?」
「うん」
「即答は本当のやつだな。でも大丈夫だって」
「何が」







「俺が割り込むなんてほぼゼロだし、Aが照を選ばないのも同じぐらいゼロだから」









真剣なふっかにはより身構える。



Aはよく、こいつじゃなくて俺を選んでくれたなと思うぐらい。









「でもだからって安心してAを大事にしないんなら、俺もいつでも鎧被って戦うからな」









「とっくに捨てていいよ。俺も手放すつもりないし」










そう返すと、ふっかは満足そうに顔を緩ませた。

46(Last)→←44



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (128 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
282人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , 岩本照 , 深澤辰哉
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:キキララ | 作成日時:2022年8月22日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。