１２．お勉強 ページ14
百ちゃんが職場体験で居ないため、私は昼休みも図書室で勉強をしていた。
食堂は混んでいるし1人で行こうとも思わない。ぱっと教室でゼリー飲料を飲んで図書室で勉強し、午後の授業を受け、また図書室。
図書館司書の人とも仲良くなった。
『A condition that makes you sick whenyou eat ortouch something that does not normally make people sick…allergy…アレルギー…』
「お」
『うわ』
ブツブツと英語の教科書を読みながら歩いていると、前を歩いていた男子生徒の背中にぶつかってしまった。
『ごめんなさ…あ、心操くん』
「教科書読みながら歩くなよ、危ないな」
『ごめん』
なにやら心操くんは職員室前でA組の担任…相澤先生と話していた模様。説教でもされていたのだろうか。そこまで接点無さそうだけどな。珍しい。
そんな気持ちを読み取ったかのように「説教じゃないからな」と言い放つ彼。エスパーかと思った。
「もう期末の勉強してんの？」
『うん、クラス1位取るから』
「大胆な宣言だな」
これでも勉強は好きだし得意だ。頑張れば頑張った分伸びるし、勉強ができて損は無い。
中学時代、友達が居なかった頃の私は気を紛らわすためにずっと勉強をしていた。
『おすすめの参考書あったら教えてよ』
「いや、俺よりお前の方が成績良いしそういうの詳しいだろ」
『うーん…どれがいいとかあんま分かんないんだよね』
教科書をぎゅっと抱えてそう呟く。
参考書というより今は一問一答系の問題集が欲しいかも。特に日本史は覚える物事が多いから。
「……お前、俺と普通に話すようになったな」
『はっ…！やばいやばい、男子と馴れ合っちゃった』
「相変わらず失礼ではあるけど」
『……………心操くんは、私のこと好きにならなさそうだから』
C組の教室前。
小さな声で言ったにも関わらず、彼の耳には届いていたみたい。
「…男がみんなお前のこと好きになると思ってんの？自意識過剰じゃない？」
『そうとは言ってないじゃん！』
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優兎 - いろいろヒロアカの小説って神作品多いよね(褒めてる) (2021年10月17日 22時) (
レス) id: 0546f8eab3 (このIDを非表示/違反報告)
涼宮(プロフ) - シズク。@ｲｪｲ！さん» ありがとうございます！ほんと羨ましいですね〜！百ちゃんとお友達！ (2021年10月3日 19時) (レス) id: a21cd312f2 (このIDを非表示/違反報告)
シズク。@ｲｪｲ！ - めっちゃおもろい！そして百ちゃんと友達っていいな〜夢主！ちょっと立場変わってくれないかn((殴 更新、頑張ってくださいｯｯ！ (2021年10月3日 18時) (レス) @page16 id: 7ae2ca5e7c (このIDを非表示/違反報告)
涼宮(プロフ) - 彩さん» ありがとうございます！続きも後々公開していくつもりなのでよろしくお願い致します！ (2021年10月3日 18時) (レス) id: a21cd312f2 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - とても面白くて一気読みしちゃいました！続きがとても気になります！更新頑張ってください！ (2021年10月3日 18時) (レス) @page16 id: 7d36b12761 (このIDを非表示/違反報告)
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