１１．日常 ページ13
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『職場体験？』
「ええ、わたくしはウワバミさんの事務所に」
『へ〜、1年生のうちから凄いんだね』
私の所属する普通科も後期にはフィールド実習…所謂インターンシップというものがあるが、流石に入学して僅か2ヶ月程では課外授業は少ない。
それよりも私は6月下旬に控えている期末テストに備えなきゃ。
「しっかり学んでこの身にしなくては…！」
『うんうん、頑張ってね』
来週から職場体験ということで、百ちゃんは1週間丸々学校には来ないらしい。
(ちょっと寂しいな…)
中学の頃は同じクラスで毎日ずっと一緒にいることができたのに、やはりヒーロー科と普通科では全然カリキュラムが違う。
私たちが6時間授業なのに対してヒーロー科は7時間授業、課外授業も多くこの昼休み以外では百ちゃんとゆっくり話せる場がほぼ無かった。
教室に戻った私は単語帳を開く。
期末テストまで残り1ヶ月、早くから準備しておいて損は無い。早いうちに英語と数学を片付けて暗記系を後半にやろう。
今日から毎日帰りに図書室に寄って帰ろうと頭の中でスケジュールを立てた。
「爆豪くん、怖いと思ってたけど結構かっこよくない？」
「それ思った！強いしね！」
「え〜、でもやっぱり轟くんの方が良くない？」
「いやいや、爆豪くん体育祭1位だよ？」
今までは轟くんの名前ばかりが聞こえていたのに、体育祭を経て他のA組生徒の名前が挙がるようになった。
爆豪くん…閉会式で表彰台に拘束されていた怖い人。
なにやら彼の人気が上昇しているらしい。
「早乙女さん、メガネに戻したの？」
「コンタクトの方が絶対いいよ！」
『…メガネの方が楽だから』
私の席にやって来たのはこの前私に絡んできたクラスメートの男子2人。彼らはヘラヘラと笑いながら私を見下ろす。
「めっちゃ可愛かったけどな！」
「お前めっちゃストレートに言うやん！」
ケラケラ楽しそうに笑う彼らに、私はゲンナリとする。
こういったノリは苦手なのだ。
「ちょっと〜、やめなって〜」
「早乙女さん嫌がってるじゃん〜！」
ヒヤッと背筋に冷たい汗が流れる。
男子を止める彼女らは悪くないけれど、私はこのやり取りも含めて苦手だった。
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優兎 - いろいろヒロアカの小説って神作品多いよね(褒めてる) (2021年10月17日 22時) (
レス) id: 0546f8eab3 (このIDを非表示/違反報告)
涼宮(プロフ) - シズク。@ｲｪｲ！さん» ありがとうございます！ほんと羨ましいですね〜！百ちゃんとお友達！ (2021年10月3日 19時) (レス) id: a21cd312f2 (このIDを非表示/違反報告)
シズク。@ｲｪｲ！ - めっちゃおもろい！そして百ちゃんと友達っていいな〜夢主！ちょっと立場変わってくれないかn((殴 更新、頑張ってくださいｯｯ！ (2021年10月3日 18時) (レス) @page16 id: 7ae2ca5e7c (このIDを非表示/違反報告)
涼宮(プロフ) - 彩さん» ありがとうございます！続きも後々公開していくつもりなのでよろしくお願い致します！ (2021年10月3日 18時) (レス) id: a21cd312f2 (このIDを非表示/違反報告)
彩 - とても面白くて一気読みしちゃいました！続きがとても気になります！更新頑張ってください！ (2021年10月3日 18時) (レス) @page16 id: 7d36b12761 (このIDを非表示/違反報告)
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