【男主】あー...えっと今吉の弟です... (ページ31)

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p23 無限ループって…怖くね？ページ31

俺が二人を起こして戻ってくると

全員が机を囲むように席へついた

その子なんやかんやあって

3つ議題が上がっては

解決に至らなかった

先ず

ここがどういった場所なのか

次に

他に人はいるのか

最後に

校長室どこやねん

前二つの議題に関しては

可能性に終ってしまった

校長室に関しては

みゃんみゃん先輩曰く

探して見るしかないだろう

「それと、何かが出てきた場合

逃げるのを優先しろ」

まあ、武器があるとはいえ

勝てる可能性も分からないしな

〇inecraftならなんとかなるかもしれんがな

『了解であります隊長』

「とりあえずここから動くぞ

反対意見のあるやつはいないな」

｢｢｢はい｣｣…｣

『ja!』

とまぁボケをぶち込んで

誰もツッコんでくれないまま出発

勿論先頭は花宮先輩

最後尾は俺

真ん中に桃井ちゃんを挟んで

後ろに桜井くん

とまぁ一列ではないにしろ

校長室を探す

耳も痛いほどの静寂の中

耳に入ってくるのは

自分たちの足と

床の滑る音

ついでに言えば

俺だけ靴下の裏に滑り止め着いてて

偶にキュッキュ鳴るの恥ずい

正直はじめの方で１回

自分の足音に驚いてたりする

え？上履き履いてないのかって？

異世界だしな履いてない

探さなかったのかって？

逆に聞くけど探してる描写あった？

え？探そう？

校長室も見つからないのに？

結構歩き回ってると思うんだけどなぁ…

ずっと同じような廊下が続くだけ

ほら、事務室とか

自習室とか保健室

LL教室があって…そのおくに事務室

で、自習室だろ？

保健室を通り過ぎて……ん？

『ねぇ、花みゃん先輩や』

「んだよ」

いやぁ気のせいじゃないよね

『無限ループって…怖くね？』

「は？」

いや、気づいてたでしょまろにゃんこ先輩

「そ、そう言えばさっきも

進路指導室の前を通ったような…」

やっぱりねループしてる

桜井くんも気づいてた

もうたどり着く以前の問題になりつつあんね

だぁめだこりぁ

体力持たねべよ

俺らが何したっちゅうねん

少なくとも桐皇二人と俺は無実だろ

「そう言えば…何なんすかね」

黄瀬でも不安感じてんのな…

とりあえず女の子の心配はしないとな

『桃井ちゃんさっきから黙りだけと大丈b』

言い終わるか否か

軽くの桃井ちゃんが見えるように

体を逸らした瞬間

背後から悪寒を感じ

思わず俺は振り返った