【男主】あー...えっと今吉の弟です... (ページ21)

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p16 初期パーティ:4人ページ21

「えっと今吉征です

起きたら知らない場所にいまして…」

ねーもー何話したら正解なの？

「え、あ、うん」

ねーもー助けて誰か

『あーえっと、俺以外にも人がいるんだけど

合流しても大丈夫かな？』

つっても同じ体育館内だけど

「あ、はい、大丈夫です…」

なんで俺こっち選んだんだろ

本当後悔

というわけで合流

そいで第一声

「あ、きーちゃんと桜井くん」

とまあこの子が言うもんだから

俺だけ知り合いちゃう事が判明

俺に優しくない世界だな

「起こしてきました、スミマセン」

やっぱ語尾なのか

「桃っちはわかるっすけど

あんた誰？」

わー怖いよこの人

頭が黄色いよー←

『今吉征、あんたは？』

てか、ガラわりぃなこいつ

「知らないんすか？

黄瀬涼太、モデルやってる」

わーチャラそ～

『あ、そうだ名前聞いてもいい？』

この子の名前知らんかった

「は？桃っち教えなくていいよ

こんな不審者に」

テメェはこの子の彼氏かよ

「え、や、大丈夫だよきーちゃん

多分悪い人じゃないし」

モテそうだねこの子

最も好みじゃないが

「えっと、桃井さつきです」

桃井さんか…あれ？

どっかで聞いたことあるような...

『桃井さんってもしかして桐皇？』

「え、う、うんそうだよ。なんで？」

やっぱり

「桃井さん、主将の弟さんらしいです」

え、言っちゃうの？

『今吉翔一の弟です。

ついでに高一だからタメ』

「え！？」

そりゃ驚くよな

「俺だけハブられてんすけど」

知ってる←

だってこっちは今吉パイセントークしてんねんぞ

「スミマセンっ」

桜井君はヤサシイナー

ガダンッ

『え？』

「うわっ」

「は？」

「きゃっ」

突如地響きの様な音と衝撃が

この体育館に走り

電気がいっぺんに消えた

「ど、どうなってんすか!?」

お前が一番に声あげるのかよ

『桃井さん大丈夫？』

俺はポケットの中の携帯をだし

ライトをオンにする

「だ、大丈夫...」

周りが照らされ全員の状況が露になる

場所は変わらず体育館の中

黄瀬は前屈みにしゃがんでいて

桜井君はよろけたのであろう

元の場所より少し後退していた

桃井さんはその場所のまま尻餅をついたようだ

俺はその場に咄嗟にしゃがんでいた

「な、何が起こったんでしょう…」

『さあ、おまえは無事か？』

軽く返事をしながら黄瀬を照らす

「アンタに心配されるほどじゃねぇよ」

こわ