恋する社畜♡【五条悟】

10話 ページ10

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口に牛丼を詰め込むことで、五条悟からの質問に抗った。


それでも彼は満足したようで、お手洗いから戻れば会計が済んでいた。




「じゃ、デザートと行こうか」


「え」




「お腹いっぱい」と断れば、「じゃあ、空かせるために歩いて行こう」と手を引かれた。




「友人として言うけどさ、女の子勘違いさせないように気をつけな」




「いつか刺されるよ」と忠告すれば、彼は愉快そうに笑った。




「友人からの有難い忠告、肝に銘じるよ」




少し歩けば現れたコンビニ。入店すると、気だるげな『いらっしゃいませ』に迎えられた。




「僕、ソフトクリームにしよーっと。Aは？」


「私は、」


「お腹いっぱいは無しだから。」




「ソフトクリーム バニラ2つで」と彼は勝手に注文した。




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「うん、美味しい」




彼は満足そうに、ソフトクリームをスプーンで掬っている。



「ありがとう。私、これ好き。」


「そうなんだ。子供の頃から?」


「うん」


「僕も子供の頃から好き」




真冬の夜にソフトクリームなんて食べたら冷えるはずなのに、寒さは感じなかった。心が癒され、不思議と温かささえ感じていた。




「ねぇ、僕たち昔会ったことある？」


「ない」


「……だよね！」

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五条悟愛用の爪切り

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