恋する社畜♡【五条悟】

25話 ページ25

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「ねぇ、A。もしかして」


「ご想像の通り。それなりのものしか作れないけど。」




卵を黄身と白身に分けると、彼は不思議そうに見ていた。




「別立て法でいく。そのほうが厚みが出るから」


「別立て法……？僕にできることある…？」


「お風呂入ってきな。楽しみにしてて。」


「うん」




服を見繕って小脇に抱え、彼は部屋を出て行った。





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生クリームにバニラアイス、イチゴ。その上からメープルシロップをたっぷりかけた。


何枚か追加で焼き、満腹になった様子の彼。お気に召したようで、すっかり上機嫌になっていた。




「A、おいしかった。ありがとう」


「ならよかった」


「約束守れなくてごめん」


「もういいって。また今度行こう」




「約束ね」と伝えれば、彼は大きく頷いた。




「あ！僕だけ風呂入ってごめん。Aも、あ、服がないか…」


「下着はある。でも、パジャマまでは、」




徹夜で仕事するために用意していたから、替えのワイシャツしか無い。


「よかったら、僕の服着る…？」


「……うん、借りる」




トレーナーとタオルを手渡される。


若干耳が赤い彼。私たちの間には何とも言えない空気が漂っていた。




「……いってらっしゃい」


「…いってきます」

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五条悟愛用の爪切り

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