4話 ページ4
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「こんにちは」
「七海さん、こんにちは!」
上級生たちは任務があるらしく、いつも誰かしらいない。七海さんと顔を合わせるのも、数週間ぶりだった。
「高専は慣れましたか?」
「なかなか慣れないです.....同級生がいないので、寮も学校も一人で寂しいです」
ひとつ上の伊地知さんとは、比較的毎日顔を会わせる。しかし、唯一の同性である家入さんとは、なかなか会うことかできなかった。そもそも、ここの学生全員に会ったのかも分からない。
「......私も一人です」
呟いた七海さんは、悲しそうな顔をしていた。
「貴女は、飴とガムどちらが好きですか?」
突然、替わった話題。若干、戸惑いながらも正直に答える。
「.....どっちも好きです。選べないです!」
「正直で欲張りな貴女には、コレを差し上げます」
先輩がポケットから摘まみ出した小さな袋。
「ありがとうございます!飴ですか?」
「それは食べてからのお楽しみです」という先輩。開けて口に入れる。見た目も、口の中で転がる感じも、飴玉だ。
「ん?......ア?」
千切った包装を重ねて見れば、“アタリ”の文字。
「七海さん、アタリ!あ、でも千切っちゃった」
「セロハンテープで繋げれば大丈夫でしょう。明日の放課後、コンビニに交換しに行きましょう」
「はい!」
「では。」と去ってゆく先輩を見送った。
「えっ!?ガム出てきた」
ラッキーアイテム
メダカ
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すず(プロフ) - 森さん» うわぁぁ!!本当ですか⁉駄菓子屋の回し者では無いですが、嬉しいです!あのお菓子、美味しいですよね✨ (2022年4月27日 7時) (レス) id: 554f25270f (このIDを非表示/違反報告)
森 - 2コメ目失礼します❗私、これが好きで駄菓子屋行って飴とガム付いてるお菓子買ってきました!美味しかったです❗(?) (2022年4月27日 0時) (レス) id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 森さん» コメントありがとうございます!イケメンに餌付けされるなんて本望ですよね。秒で飼い慣らされる自信があります笑 (2022年2月25日 6時) (レス) id: 3f5a9a1159 (このIDを非表示/違反報告)
森 - ナナミンに餌付けされるなら本望でs(( (2022年2月25日 0時) (レス) @page2 id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - おふさん» おふさん!!こっちも見てくれたんですか!?嬉しすぎます、ありがとうございます!! (2022年2月8日 22時) (レス) id: 6a8f9b8946 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すず | 作者ホームページ:https://plus.fm-p.jp/u/chirin_rin_rin
作成日時:2021年4月23日 18時