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それから数日、何も手につかない日々が続いた。
私が聞こえるようになるには、母親は私から離れることになる。最悪の場合、私は死ぬ。
常に、脳内の天秤はグラグラと揺れていた。
面倒臭くなって投げ出したくもなったが、これは私自身の問題。ここで“面倒臭い”という気持ちだけで決断したら、後悔すると思った。
でも、課題は他にも山積みで、
焦って、さらに苦しくなって、
私は、仮病を使って教室を抜け出した。
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“症状は?”
“ごめんなさい。仮病です。”
“それは、医者である私が判断する。”
家入先生は、怒る素振りも見せずベッドに通してくれた。
“叱らないんですか?”
“学生時代、煙草吸ってた不良が叱れる立場か?”
そう書かれたホワイトボード。開いた口が塞がらなかった。
“顔色が悪い。ちゃんと寝てるか?”
“授業の復習とかで、あまり”
“じゃ、今寝とけ。”
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こんぶ
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すず(プロフ) - はたけさん» 読んでいただき、ありがとうございます。そう言っていただけて、嬉しいです! (2023年3月14日 22時) (レス) id: 9baf239d9c (このIDを非表示/違反報告)
はたけ - 神だこれ (2023年3月11日 6時) (レス) @page18 id: 83421e9837 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - のむさん» ありがとうございます。そう言っていただけて、うれしいです! (2021年5月1日 23時) (レス) id: 8d971bb145 (このIDを非表示/違反報告)
のむ - とうとい (2021年5月1日 23時) (レス) id: af9d902a97 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 雪華様だぁさん» しゃけしゃけ!ツナマヨ! (2021年2月6日 19時) (レス) id: aba39fa972 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すず | 作成日時:2021年2月4日 18時