小さじ9 ページ9
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明日から夏休み。
の前に、大掃除。
私の元にも何人か生徒が送られてきた。
「きゃあぁ!A先生!」
「なにー、どうしたの?」
悲鳴をあげた生徒の元に向かう。
私は、思わず足を止めた。
「A先生、私無理」
生徒の視線の先には、G。
「私も無理」とは言えず、箒を構える。
此処で逃したら、数が増える。
私が今、此処で仕留めてやる!!
奴は様子を伺っている様に動かない。
ならば、先制攻撃いただき!
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「「ぎゃあああッ!」」
反撃とでも言うように、私達に向かってきた。
「何の騒ぎだ」
竹刀を持って現れた冨岡先生。
「冨岡先生たすけてください」
私に頼られたことが嬉しかったのかムフフっと笑った。
「どうした」
「奴を仕留めてください」
私が指差す方を見ると、スッと表情が無くなった。
「えっ、トミセン?」
カッと目を見開いた冨岡先生。
「生殺与奪の権を他人に握らせるな!!」
「そんな権利いりません!譲ります!てゆーか私に言わないで、Gに言ってくださいよ!!」
「うるせェよテメェら。」
そこに、通りすがりの不死川先生。
「あ?ゴキブリじゃねぇか。」
「あっ...俺の竹刀」
バチイイイィィィイン!
冨岡先生の竹刀を大きく振りかざすと、素早く下ろして奴を仕留めた。
「不死川先生ありがとうございます!」
後処理もしっかりしてくれる。
「大したことじゃねェ。じゃあなァ」
手をヒラヒラさせて立ち去る後ろ姿を見送った。
「かっこいい。結婚したい。」
冨岡先生から魂が抜けかけているのは、生徒しか気づかない。
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すず(プロフ) - 月の舞さん» お久しぶりです!リクエストありがとうございます。“片羽の蝶”が今手元に無いので、“風の道しるべ”から書かせて頂きます。出来上がり次第更新するので少々お待ち下さい^_^ (2020年10月7日 8時) (レス) id: d786a54a50 (このIDを非表示/違反報告)
月の舞 - すずさん» 本編の完結おめでとうございます。リクエストいいですか?"片羽の蝶"に載ってあるパラダイス・ロスト,"風の道しるべ"「ミッドナイト・パレード"をお願いします (2020年10月6日 23時) (レス) id: 7fc7a6664f (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 月の舞さん» 返信遅くなりすみません。読んでいただきありがとうございます!私も喜んで読ませて貰います! (2020年9月12日 17時) (レス) id: 359bba743b (このIDを非表示/違反報告)
月の舞 - すずさん» ありがとうございます!リクエストにお答えと書いてくれて嬉しいです^_^私も鬼滅の刃の小説を作っているので是非読んでみてくださいね!お願いします (2020年9月10日 21時) (レス) id: d025832641 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 月の舞さん» コメントありがとうございます。気分屋更新ですが、お付き合いいただけると有り難いです。人生で初めてのリクエストで、舞い上がるほど嬉しいです!丁寧に書かせて貰います!ありがとうございます!! (2020年9月8日 0時) (レス) id: 11e89fb497 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すず | 作成日時:2020年9月3日 21時