胃袋掴んでしまいまして

小さじ3 ページ3

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先生って仕事多いわぁ......





「A先生たいへん！喧嘩！」





息を切らせてる女子生徒






「ひぇー、どこのクラスよもぉー」






後を早足で追いかければ、人だかりができてた。






列を乱した机に倒れた椅子。






その中心で男子生徒が胸ぐらを掴み合っていた






「あー、もー、やめなさい」






喧嘩対応初めてだし。どうするべきなのか。







「やめなって」







私のこと気づいてないのか。それとも無視してるのか。







「ねぇ、聞いてんの！？やめなさいって！」






「うっせぇ！糞婆ァ！」









糞婆だと？





こちとら23歳のピチピチ新任教師だぞ？





精神年齢が君達と同じだったら殴ってたね。









「何をしてる」






「トミセン、喧嘩！」





振り返れば、冨岡先生が偶然廊下を通ったようで教室に入ってきた。









「───────俺が来るまでよく耐えた。後は任せろ。」







「...お願いします」






すれ違い様に声を掛けてくれた冨岡先生。
とても頼もしくみえた。







「...喧嘩両成敗!」







「は？」







スパパァァァァーンｯ







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「Aセンセ、男子の喧嘩止めれなくて困ってたんだって？」







可笑しそうに声を掛けてきた宇髄天元。








「冨岡が、『小動物みたいに震えてたから、怖い思いをしたかもしれない』って心配してたぞ」








「...手を出せないから困ってたのに、ビンタで解決するなんてズルい。」






「ハハッ！お前が怖がるわけねぇよな！」







楽しそうに、私の肩に腕を乗せてくる







「すぐ殴りかかってたAちゃんも大人になったなぁ！」






「うるさい。声デカい。過去を掘り返すな。」







今、機嫌悪いの。
わかるでしょ？






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宇髄先生とA先生は高校(不良)時代のお友達

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