斬ってください鬼狩り様〈完結〉

三粒 ページ3

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鳥のさえずりが聴こえる




私、天国に来れたんだな。




暖かくて眩しい光を感じ、目を開いた







「お目覚めになりましたか。」



ふたつ結びの女の人。




「......。」




「しのぶ様を呼んできます。」




ハキハキと喋り、部屋を出ていく彼女。




え、生きてるよぉ...







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「お身体の方はいかがですか？」




「.........。」




綺麗な女の人が来た。




「もしもーし。聞こえてますか？」




「.........。」







「テメェ、いい加減にしろォ。」




不機嫌な顔をして入ってきた傷だらけの人。




俯いた私の髪の毛を掴んで、無理やり目を合わさせられた。




「手荒なことはやめてください不死川さん。」




怖い。



威圧感が凄い。





私はとっさに口を動かしたが、声が出ることは無かった。







「もしかして、声が出ないのですか？」







「待っててくださいね」と出ていく女の人。







二人きりは、辛いです。早く戻ってきてください。

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