15こ目の偽り ページ17
『……ひまだ』
本日、学校は休み
学校創立記念日なんだとか…
そんなので休みになるなんて最高じゃないか！
しかし
本当に何もないな。
浅野はバイトだし、アイツは…
『……ぐぅ…』
ベットの上で考えていたため、いつの間にか眠っていた
そういえば、今日お昼ご飯自分で作らないといけないんだったなぁ
ーーー
ーー
ー
頭の片隅で考えながらも、夢の中に入りそうだったとき、家が揺れた
ただの地震かと思ったが、どうやら違うようだ
それがわかったのは外から悲鳴が聞こえた時
『……何事？』
起き上がり、窓の外を見る
『……え』
目の前には赤、赤、赤
全てが赤く染まっていた
地面は友達や、近所のおばあさん
少し上を見上げると学校
しかし、崩れてしまって見る影もない
その周りには…ネイバー
まだ生きている人間を食べていた
「やめて……やめてぇぇえ！！！」
『あ…あぁ……！』
いたるところで悲鳴が聞こえる
呼吸をするのが難しくなって、なにも考えたくない
なんでなんで、どうして、何があったの？このまま死んじゃうの？怖いよ、助けてよ、みんなはどこなの、いつのまにこんなことに、ボーダー隊員はどこなの……
っ、ボーダー隊員は、どこ？
…ジンさんはどこ。唐沢さんは？佐鳥くんは？三雲くんは？空閑くんは、雨取ちゃんは
私、1人だよ。助けてよ…！！
怖くて泣いた
1人で泣いたのは久々だ、だからか寂しくかんじる
しばらく泣いていると目の前に影が落ちた
それに気づいたのは物音がしたから
何かを崩す音が聞こえたが、気にしている時ではない
誰かが助けにきてくれた…！
『っ、遅い、よ……！！』
泣いた顔を見られたくなかったので、服で雑に拭ってから顔を勢いよく上げた
だけど、目の前には
『ぁ……』
ネイバーが居た
ー
ーー
ーーー
『っは！！』
ベットから飛び起きる
外を見ると…紅
すでに夕方になっていたようだ
赤色が見え、血の気が引いたが夕日と言うことに気づき胸を撫で下ろした
『は…ははっ、夢……？』
呆然と外を眺めた後
ベットの上でうずくまって泣いた
『…よかった……！！私っ、何も出来ずに…死んじゃうって…！！』
真っ赤に染まった街は静かで、鳥の鳴き声が響いていた
家に帰る時間だと言うかのように、どこかへ向かって飛んで行った
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ユニ(プロフ) - あいりさん» ありがとうございます！本当、自分の予定管理が全く出来てなくて、皆様にお待たせしているのはとても心苦しいです。。。ですが、あいりさんのように、待っていると言ってくださる方が居るので、頑張って続けられています。本当にありがとうございます！！ (2017年3月21日 21時) (
レス) id: 1597a58445 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです。スカウト系の小説はあまり…っていうか全然無いのでこれを読めてとても嬉しいです！久しぶりの更新だと思いますが、待ってるんで頑張って下さい！応援してます！ (2017年3月21日 20時) (レス) id: 1c2acacf6a (このIDを非表示/違反報告)
華魅 - 更新ガンバ (2016年1月9日 21時) (レス) id: 5093a7f1fb (このIDを非表示/違反報告)
佑希のなの - すごく良かったです！この後主人公が暴走したら面白いと思います。 (2015年12月14日 17時) (レス) id: 5c87f15179 (このIDを非表示/違反報告)
佑希のなの - すごく良かったです！この後主人公が暴走したら面白いと思います。 (2015年12月14日 17時) (レス) id: 5c87f15179 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユニ | 作成日時：2015年8月13日 16時
