検索窓
今日:2 hit、昨日:35 hit、合計:336,592 hit

伍話目 ページ8

寧々side


源先輩見つからないなぁ。これを飲ませば、私と先輩は両想いになれるのに!

何も入っていないとは知らない寧々は、巾着袋を握りしめ溜息1つ零す


ふとトイレから出てきたときにぶつかった女の人のことを思い出した


高身長で、ボブカット、目に見えて美人…


やっぱりぶつかった人、あのA先輩だったよね…?
だったらまずいよ!あの人に私がぶつかった事が周りに知れ渡ったら…!!






「あ”?お前、何やってんだよ!!!死んで詫びろ!!!!」

「A様に怪我させたとかふざけるんじゃないわよ!!大根足の癖にっ!」

「貴方が触れていいお方じゃないのに。どう責任を取るおつもりで?」








こうなること間違いなし…!

ひいぃ…!!
こ、これは必ず隠し通さなきゃ、全校リンチにあうよ!



恐怖を紛らわすため、学園中を走りながら先輩を探した



その甲斐あってか、先輩を見つけることができた






でも……






「あの、あの……」




源先輩の側には女子生徒が…

しかも、赤い顔そして細い脚……まさか!!





「源くん……私っ
1年の時からずっと好きでしたっ!!」





キャー!!!!
やっぱり告白だ!!!!!


先輩と両想いになるの、あとちょっとなのに…!



寧々side終了







花子side


「……」


ヤシロとぶつかって、運悪く頭をぶつけたこの人
俺より身長が高くて、脚が細長くて、顔も整ってるこの人



『……』



倒れた拍子にスカートが捲り上がって、白い脚が覗いてる。少し屈めばその中が見えそうなこの人




「…気になる」




白杖代もふよふよと彼女の近くを浮いている
まるで心配しているかのような振る舞いに、少し疑問を覚える





彼女が気になってしょうがないので試しに手を頬に当ててみた


これで触る事が出来たら……俺はどうするつもり何だろう




少しの不安と期待を胸に、ゆっくりと手を伸ばす







「……触れる…」







ふにふにと柔らかくて温かい頰っぺたをしばらくの間撫で回していた






だが、色々と準備をしないといけないことに気づき慌てる


「っまずい!早く水槽を準備しなきゃ…!!」


水槽を取りに行こうとしてふと彼女を見る

流石にこのままではかわいそうだよね…。
そう感じた俺は抱き上げて蛇口のある教室のソファに寝かせた


彼女の寝顔を見ていると、守ってやりたくなる。不思議とそんな気持ちが湧いてきた

陸話目→←感謝



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (818 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1166人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- 続きをお願いします!!🙏 (3月16日 9時) (レス) @page18 id: 3d4a314219 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きみたいです…🥹 (1月14日 14時) (レス) @page18 id: efa5c04296 (このIDを非表示/違反報告)
雪ミだいふく - 続きを読みたい続きを読みたい (7月8日 21時) (レス) @page18 id: 5e4e2058d4 (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`) - 続きを…どうか続きをぉぉぉぉぉ!!!!!! (2023年4月6日 0時) (レス) @page18 id: d787175691 (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿です - かすたぁどさん» めちゃくちゃ分かるんだけど (2022年3月19日 13時) (レス) @page18 id: 4111556d5c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ユニ | 作成日時:2016年8月17日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。