＊不意打ち【磯崎研磨】 ページ30
※年齢操作あります成人済み
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「お前なあ、流石に飲み過ぎだろ」
俺の説教になんて構いもせず
上機嫌で隣を歩くA
同窓会という名の飲み会を終え
俺達は人気のない夜道を並んで歩いている
酒が入りよりハイになった光良に連れられ
他の奴らは二次会へと駆り出されたものの
彼氏なんだから責任を持て、と言われ
完全に酔っ払ったAと共に帰路についた
中学の頃サッカー部のマネージャーだったA
皆のアイドル的存在だったコイツと俺が
付き合い始めたのは大学に入ってからだ
たまたま入ったサッカーサークルで
偶然再会したのがきっかけだった
普段は頑なに酒を拒むAだったが
光良の強引さに負けてこの有様だ
まさかここまで酒に弱いとは
「そんなことないよー？」
ふにゃふにゃした笑顔とか
とろんとした目元とか
可愛いったらありゃしねえ
「明日授業出る？」
「まあな」
俺の返答に不満だったのか
えー、と頬を膨らませるA
「やだ。一緒にお休みしよ？」
「やだって…お前なぁ」
「やだもん。行きたくなーい」
我儘王子こと光良と化したAが
駄々っ子のように首を横に振る
「お休みして一緒に居ようよ」
しゅんと項垂れるA
普段は優等生のくせに
そんな可愛い我儘言われたら困る
「…ったく、我儘な奴」
俺はその華奢な身体を抱き寄せると
わしゃわしゃと頭を撫でる
「明日授業終わったら構ってやるから、な？」
「んー…」
まだ不満気なAだったが
渋々提案を受け入れてくれたようだ
首を縦に振ったAは
細い腕を俺の首に回すと
「大好き」
そう言って掠めるようにキスをした
「…っ、馬鹿かお前」
不意にそういうことされると
休みたくなるだろーが
「…俺も、愛してる」
柄にもないことを言わされて不服な俺
だけど腕の中で幸せそうに微笑むAに
文句を言う気さえ失くなった
「前言撤回、このまま家来い」
(明日まで待てねえよ、馬鹿)
不意打ちの効果は抜群だ
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しろ(プロフ) - ゆくるさん» ありがとうございます！気長にお待ちいただけたらと思います (2018年2月20日 12時) (
レス) id: ce9889e8a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆくる - リクエストで、雨宮太陽くんのがみたいです！書けたらで全然大丈夫です！ (2018年2月17日 22時) (レス) id: 9d81f0e141 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - 実奈さん» 了解！気長に待っててね〜！ (2018年1月22日 0時) (レス) id: ce9889e8a9 (このIDを非表示/違反報告)
実奈 - リクエストで御戸と木屋お願いしてもいいかな？ (2018年1月22日 0時) (レス) id: 5e8a5939a3 (このIDを非表示/違反報告)
月乃(プロフ) - しろさん» yes(ﾎﾞｿｯ (2018年1月17日 15時) (レス) id: d3a7059d04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろ | 作成日時：2016年9月2日 23時
